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2019.4.7 (日)
第93回 関東大学サッカーリーグ戦2部 第1節
青山学院大学 × 慶應義塾大学
( 日本体育大学横浜・健志台キャンパスサッカー場,11:30 )

関東大学リーグの開幕節。本格的な春の訪れを感じさせる晴天に恵まれた日体大Gでは、2部・青山学院大学と慶應義塾大学の対戦。両チーム共に1部所属経験のある実力校ながら、昨季の2部では青山学院が6位、慶應が7位と共に成績が振るわなかっただけに、両校共に今季こそ1部昇格を果たしたい。日体大Gのスタンドは学生応援席にまで一般客が溢れる、なかなかの客入り。開幕節ということもあってか、慶應側のスタンドはチアを動員して雰囲気を盛り上げる。

前半の立ち上がりは青山学院のペース。1トップの大竹に対してロングボールを供給し、2列目以降の押し上げを狙ったサッカーを展開する。最初は守勢に回った慶應だが、その大竹に対しては執拗な寄せで前を向かせず。キックオフから時間が経つと、徐々に前から連動したプレスで青山学院の攻撃を止め、反撃のリズムを掴む。そんな中で迎えた31分、慶應は相手GKのスローイングからの攻撃に猛プレスをかけ、左サイドでボールを奪った橋本がドリブルで縦方向へ一気に突破し、PA内に侵入。グラウンダーの速いクロスを中に送ると、ニアでカットに入った池庭のクリアボールがオウンゴールとなり、慶應が1点を先制。オウンゴールながら見事なショートカウンターを繰り出して先制した慶應が、リードして前半を折り返す。

後半、スコアは早い時間に動く。開始からほとんど時間の経たない47分、青山学院は中盤でフリーとなった尾ノ上がど真ん中を射抜くスルーパスを前線の大竹へ送り込むと、完璧に抜け出した大竹がGKとの1vs1を冷静に決めて1-1の同点。前半のラフなボールへは問題なく対応できていた慶應DF陣が、意表を突く縦パス1本で崩されて追いつかれてしまう。再び守勢に回る時間の続く慶應は、60分にこの日最初の交代カードでピーダーセンを投入して1トップに据える。この采配は見事に的中、慶應はピーダーセンが前線でボールの収め、ロングカウンターを繰り出せるようになった。81分、慶應は自陣でボールを奪うと、短いタッチ数でパスを繋ぎながら縦に早い攻撃で相手陣内へ攻め込み、最後はドリブルでPA内に侵入した橋本が相手DFと縺れるように倒れ、これがPKの判定。それほど当たりの激しい場面ではなかったが、橋本の仕掛ける姿勢が勝ち越しのチャンスを生み出す。PKを獲得した橋本自身がシュートをゴール左隅に沈め、試合終盤で慶應が再び2-1と勝ち越しに成功。残りの時間は青山学院がロングボールを織り交ぜながら攻撃を仕掛けたが、慶應の守備が崩れず、そのままタイムアップのホイッスル。慶應は前後半共に守勢に回る時間帯が長かったものの、ピーダーセン投入によって生まれた攻撃のリズムから少ないチャンスをしっかりとゴールに繋げ、開幕戦で勝利。一方の青山学院はビルドアップの段階で相手の守備にかけられた時間帯で先に失点してしまったことが響き、黒星スタートとなった。

青山学院大学10前半12慶應義塾大学
1後半1
大竹 将吾47'得点31'池庭 諒耶(OG)
82'橋本 健人(PK)

GK 1北原 慶太 GK 1田原 智司
DF 20後藤田 亘輝 DF 5沼崎 和弥
3池庭 諒耶 28井上 大輔
4高橋 聡史 4野村 京平
2加倉井 拓弥 MF 7佐藤 海徳
MF 8小畑 慶太郎 8落合 祥也
6佐藤 凌輔 6八田 和己
7尾ノ上 幸生 14橋本 健人
14西羽 拓 9山田 盛央
FW 16植松 亮 11多嶋田 雅司
19大竹 将吾 FW 19福本 拓海

GK 40藤原 成洋 GK 21稲川 琢馬
FP 5向井 尭良 FP 3酒井 綜一郎
9坂本 裕樹 10ピーダーセン 世穏
10久保田 成悟 13田嶋 凜太郎
18吉田 歩未 17笠 篤史
23藤原 慶人 22花田 佑
28加藤 蓮 34田村 裕二朗

流郷 吐夢 淺海 友峰

大竹 将吾27'警告
得点31'池庭 諒耶(OG)
警告41'多嶋田 雅司
大竹 将吾47'得点
交代60'山田 盛央
ピーダーセン 世穏
交代71'福本 拓海
田村 裕二朗
警告75'井上 大輔
得点82'橋本 健人(PK)
小畑 慶太郎82'交代
加藤 蓮
植松 亮84'交代
久保田 成悟
交代90'八田 和己
田嶋 凜太郎

小島 亮太

253人