2017.10.07 - 関東大学サッカーリーグ戦1部 第15節
法政大学 × 専修大学
( 法政大学多摩キャンパス城山サッカー場,14:00 )
首都圏各地の競技場で開催されるケースの多い関東大学1部リーグだが、今節は大学グラウンドでの開催。法政大学は、ホーム・城山サッカー場で専修大学を迎えての一戦となる。法政は8月に大阪で開催された総理大臣杯に出場して優勝に輝いたが、リーグ戦では勝点「19」の6位。対する専修は勝点「18」の7位と接近しており、勝利すれば順位が入れ替わるだけに、勝利を狙いたい一戦。
立ち上がりから攻め込んだのは専修。3分、左サイドを崩した小林のクロスからゴール前のこぼれ球を冨山が頭で押し込み、早々に1点を先制。20分には後方の大西からのパスでDFラインの裏に抜け出した氣田が決め、リードを2点に広げる。序盤の専修は前線の3人が積極的にボールを追って法政のDFラインにプレッシャーをかけ、自分たちのリズムに引き込んでいた。だが23分、法政は中盤の上田(慧)が右サイドへ浮き球の絶妙なパスを送り、これを受けた清谷が単独でサイドを切り崩してクロス。得点には結びつかなかったが、ひとつ良い形の崩しを作ったことで、ホームチームに流れが傾いていく。専修は先制点の起点となった左WBの小林が26分に負傷交代。選手配置を入れ替えて対処するが、法政に傾く流れを食い止められない。42分、法政は中盤で青柳がボール奪取から左に開いた上田(綺)へパスを送ると、低い弾道の速いクロスを再び青柳が押し込んで1-2。前半ATにはCKの流れから加藤の浅い位置からの山なりのクロスを上田(綺)がヘディングで叩き込み、前半で試合を2-2の振り出しに戻すことに成功。圧倒的な法政の逆転ムードの中で後半へ折り返す。
後半にスコアを動かしたのはやはり法政。58分、中盤のこぼれ球を拾った上田(綺)が青柳へ繋ぎ、青柳が冷静に決めて3-2と逆転。サイドから崩れて逆転を許した専修は、システムを4-1-4-1に変更して立て直しを図るが、リードを奪ったことで無理に攻める必要の無くなった法政はそれまでと変わって丁寧にボールを回す器用さも見せて冷静に立ち回る。そのまま試合が終盤に入ると、82分には左サイドの紺野のクロスに抜け出した上田(綺)が決め、試合を決定づける4点目。序盤こそ受け身になりリードを許したものの、1つの良い形から攻撃の足掛かりを掴み、2トップの青柳と上田(綺)が共に2ゴールを挙げる活躍で逆転した法政が4-2で勝利し、勝点3を積み上げた。