2017.07.30 - 明治安田生命 J1リーグ 第19節
FC東京 × アルビレックス新潟
( 味の素スタジアム,19:00 )
J1は3週間のサマーブレイクが明けてリーグ戦が再開。中断期間に各クラブは強化試合や戦力補強などの手を打った。東京はドイツへの強化遠征の間にシステム変更に着手し、4日前のルヴァンカップのプレーオフで一定の成果を収めている。その試合からのスタメン変更は2人のみ。内容も結果も求められる中でシステムが機能するか注目される。対する新潟は、呂比須監督の就任後も成績が上向かず、現在リーグ戦6連敗中の最下位。中断期間に名古屋から補強した磯村と大武の2名をさっそくスタメンで起用してきた。
均衡はセットプレイによって早々に破られる。12分、新潟の右サイドからのホニのFKを中央のチアゴがダイビングヘッドで合わせ、アウェイの新潟が先制。いきなり追いかける展開となった東京は、すぐさま反撃を開始。直後の14分に中島がポスト直撃のミドルシュートを放てば、15分にはCK崩れから米本のミドルシュートのこぼれ球をウタカが押し込んでネットを揺らすが、オフサイドの判定。35分にはウタカがDFライン裏に抜け出してGKと1vs1となるが、シュートは守田にストップされてしまい、0-1で前半を終了する。
後半も相変わらず東京が押す展開。49分、左サイドを崩した小川のクロスを室屋が受けてコントロールシュートを放つが、クロスバーに弾かれてゴールならず。56分にはカウンターから抜け出した中島がDFを振り切ってシュートに持ち込むが、またしても守田に防がれて得点ならず。チャンスの山を築くが、ゴールが遠い。それでも66分、米本のパスをPA角付近で受けたウタカがドリブルで侵入すると、マークを振り切って強引にフィニッシュ。ボールはカットに入ったDFに当たってコースが変わり、再三シュートを止めていた守田も反応しきれずにゴールイン。東京が1-1に追いつく。勢いのまま逆転まで持ち込みたかった東京だが、ここから新潟がギアを上げて反撃を開始。決定機までは繋がらないものの、ゴール前の攻防を作り出して東京の逆転ムードを断ち切った。東京は攻撃的な選手を次々に投入して攻勢を再び強め、終盤はサイドからクロスを入れ続けたが、新戦力の大武を中心に新潟の守備が跳ね返し続け、フィニッシュまで持ち込ませず。試合は1-1のまま終了し、東京は5試合ぶりの勝利はならず。新潟は逃げ切りこそならなかったが、連敗を「6」でストップした。