2017.05.20 - 関西サッカーリーグ Division2 第4週
アイン食品 × ルネス学園甲賀
( 野洲川歴史公園サッカー場Bコート,11:30 )
関西サッカーリーグは序盤戦の第4週。野洲川歴史公園サッカー場での試合は、5月下旬とはいえ30℃に迫る高温下での開催。天候も快晴となり、プレーする選手にとっては非常に厳しいコンディションとなった。11:30から行われる第1試合で対戦するアイン食品とルネス学園甲賀は、ここまで3試合を終えて共に1勝止まり。1部昇格争いに加わるためにも勝ち点3を狙いたい試合だ。
前半は両チーム共に緩急をつけた攻撃を見せる展開。アイン食品はかつてJFL・SAGAWAやJ2・岐阜などでプレーし、現在は選手兼任監督を務める嶋田がトップ下で繋ぎの役割。19分には嶋田が相手DFのパスカットからGKと1vs1のチャンスを迎えるが、これを防がれて先制できず。対するルネス甲賀はボランチの伊集院がボールの配給役となりチャンスメイク。25分には相手の意表を突く縦パスで決定機を作るが、中森のフィニッシュは枠外。共に持ち味を見せた攻撃を披露したものの、スコアレスでハーフタイムを迎える。
後半に入ると、徐々にアイン食品が攻撃を強め、ルネス甲賀は押される展開に。しかしルネス甲賀は64分と69分に両WBを代えて再びサイドでの推進力を得ると、73分に右から左へのサイドチェンジを起点に、左シャドーから左WBにポジションを移した吉村、途中出場の左シャドー・棚橋と繋ぎ、最後はゴール右へ流れたところを1トップの馬場が押し込んで0-1と先制。選手交代からの流れを確実にゴールに繋げることに成功する。消耗が激しくなる終盤へ差し掛かる時間帯での得点となり、ルネス甲賀が勝利を手繰り寄せたかに見えたが、ここからアイン食品が粘り腰。82分、右サイドからのクロスにルネス甲賀の対応が遅れたところを、1トップの濱崎が右足のアウトサイドに引っ掛ける技ありのシュートでゴール左隅に沈め、1-1の同点。更に僅か5分後の87分、弓場のFKが中央にこぼれたところを、嶋田に代わって途中出場の前川が右足ダイレクトで振り抜き、これがゴール左隅に突き刺さって2-1と逆転に成功した。試合はこのまま終了。ルネス甲賀は采配が的中して先制したものの、GKにとってノーチャンスの完璧なシュート2発で逆転を許し、手痛い敗戦となった。