2017.04.29 - 関東サッカーリーグ1部 前期 第2節
エリースFC東京 × ジョイフル本田つくばFC
( 都立大井ふ頭中央海浜公園第二球技場,11:00 )
先週末に天皇杯1回戦が開催された関係で、開幕節から2週間空けて再開となる関東リーグ。大井第二球技場では11:00から関東1部・2部の計3試合が予定されており、エリースFC東京とジョイフル本田つくばFCのカードからスタート。昨季は中位に終わっており、今季は更に上位を狙う戦いとなる両チームだが、開幕節は対照的な結果。つくばFCは流通経済大学FCとの茨城対決に3-1で勝利。一方のエリースFCは横浜猛蹴との撃ち合いの末に2-4で敗れている。
2週間のインターバルがあったとはいえ、試合内容は両チームの開幕戦の流れをそのまま反映したかのような展開となった。序盤こそ互いにセットプレイからチャンスを窺う拮抗した内容となるが、つくばは33分に右サイドの突破からグラウンダーのクロスを今井(渓)が押し込んで1点を先制。更に40分、中盤でのボール奪取から三角が中央をドリブルで持ち込むと、フリーの池田へスルーパス。これを池田が決めてリードを2点差に広げ、前半を終える。つくばの効果的なプレスに対してボランチが良い形で前を向けず、中盤でミスの目立つエリースはサイドからクロスを入れて流れを変えたいが、中央での競り合いに勝てず苦戦。62分、つくばは左サイドを起点に右サイドへボールを振り、中里のシュート性のクロスから生まれたゴール前の混戦を池田が押し込んで0-3。直後の64分には左サイドから今井(渓)がドリブルで持ち込み、強烈なシュートを叩き込んで0-4。エリースの寄せきれないプレスを後目にスコアを積み重ねる。一矢報いたいエリースも途中出場の香西を前線に据えてパワープレイを織り交ぜるが、目立ったチャンスは82分にPA外から市村が放った意表を突くミドルがクロスバーを直撃した場面のみ。終盤の89分には途中出場の宮本が右CKに頭で合わせてチーム5得点目を挙げ、直後の90分にはエリースの自陣でのパス回しをチェイスした宮本がGKのパスをカットして悠々と無人のゴールに蹴り込み、0-6。攻撃の主軸を担う池田・今井(渓)・宮本の3人が「ドッペルパック」の固め打ちでエリースを粉砕、守備も無失点と結果を残した。エリースは前節に続く大量失点により、開幕2節で失点が2桁に。攻守の安定感の違いが出た試合となった。