2017.04.23 - 高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグEAST 第3節
FC東京U-18 × 市立船橋高校
( 味の素スタジアム西競技場,14:00 )
昨シーズン、最終節の首位争い直接対決で敗れ、U-18プレミアリーグEASTでの優勝を目前で逃した東京U-18。今季も再び優勝を狙ってのシーズンを戦っており、第2節を終えて1勝1敗という状況。今週末はJ3の開催が無いこともあり、U-23に出場しているU-18メンバーも合流して実質的なフルメンバーでの試合となる。対戦相手は高校サッカーの名門、千葉の市立船橋高校。今節のU-18プレミアリーグでも屈指の注目カードは、味の素スタジアム西競技場での開催。天候は快晴となり、選手にとっては暑さを感じるタフなコンディション。
立ち上がりに揺さぶりをかけたのは市船橋。ボールを奪ったら前線に素早く展開し、全体も連動するようにスピードアップする積極的な攻撃を見せる。しかし先手を取ったのは東京。23分、左サイドから小林(幹)がドリブルでカットインし、シュートを放つと、こぼれ球を拾った久保がドリブルでPA内左に持ち込み、得意の左足で狭い角度を冷静に沈め、1-0と先制する。DFラインを崩すことなくサイドから早めに中央へ集めて形を作る市船橋も譲らず、僅か6分後の29分、PA内左サイドでの混戦から平川が中央に上げたボールに対し、フリーで詰めていた郡司が頭で押し込んで1-1の同点とする。試合内容やボール支配率で優勢に進めながら追いつかれてしまった形の東京だが、焦りは無かった。39分、先制点の場面と同様に左サイドからドリブルで中央へ持ち込んだ小林(幹)がシュートを沈め、再び2-1と勝ち越し。リードして前半を終了する。後半に入っても東京が支配するが、市船橋も手数をかけずにチャンスを作る場面が見られた。特に62分、左サイドから杉山のクロスを中央の福元が頭で合わせた場面はまさに決定機だったが、シュートは惜しくも枠外。その後は前半から続く暑さの影響もあり、徐々に両チームの運動量が落ちていく消耗戦。1点が欲しい市船橋も最後まで長短のパスを織り交ぜてチャンスを窺ったが、曖昧な対応をせずに最後まで守備で集中を切らさなかった東京が逃げ切りに成功。フルメンバーで難敵を退け、リーグ戦2連勝を飾った。