2015.07.20 - 東京都ｻｯｶｰﾄｰﾅﾒﾝﾄ 学生系の部 Bブロック 決勝
早稲田大学 × 法政大学
（ 法政大学多摩キャンパス城山サッカー場,17:20 ）
天皇杯に出場する東京都代表を決定するトーナメントの学生代表を決定するトーナメント。Bブロックの決勝戦は、関東大学1部に所属する早稲田大学と法政大学の強豪対決。関東大学1部の前期リーグの対戦では2-0で法政大に軍配が上がっているものの、前期終了時点では両校同じ勝ち点で並んでおり、まさに実力伯仲といえる。法政大は自分たちのホームでもある城山サッカー場での試合。地の利を生かすことはできるか。
前半は一進一退の完全に互角なゲームとなった。特に際立ったのは両チームの守備の良さ。早稲田大は中盤の緊密な守備で法政大の組み立てに対してプレッシャーをかけ、チャンスに繋がるような縦パスをなかなか入れさせない。一方の法政大も両サイドにきっちりと蓋をして早稲田大にサイドを崩させず、堅実にボールを跳ね返していく。どちらが先制するのか予断を許さない展開でハーフタイムを迎えたが、均衡が破れたのは後半の開始直後。48分、早稲田は右サイドで田中がボールを持つと、法政大の守備がボールに寄せてこないと見るやゴール前に正確なクロス。これがニアに走り込んできた山内の頭にピタリと合い、ヘディングシュートが決まって早稲田大が先制。後半立ち上がりの集中が切れやすい時間帯でリードを奪うことに成功する。この後、法政大は適度な距離感で相手の守備に緊張感を与えていた2トップの一角である細川に代えてディサロを投入。ディサロの競り合いの強さを活かして法政大がボール支配率を高めていく。そのままの流れで法政大はやや早い時間帯からパワープレイに突入。終盤は右SBの山田(将)を前線に残し、徹底的にボールを前線へ入れ続けたが、早稲田大がゴールを死守し、逃げ切ることに成功。相手ホームでリーグ戦のリベンジを果たし、社会人代表の東京23FCと戦う準決勝に駒を進めた。
