2015.07.19 - 明治安田生命 J1リーグ 2ndステージ 第3節
FC東京 × モンテディオ山形
( 味の素スタジアム,19:00 )
2ndステージ開幕からの3連戦の最後となる一戦。ホームでの連戦となる東京は、山形を迎えての試合となった。前節の勝利の勢いを持ち込みたい東京だが、東が負傷のためメンバー外。代わりに中島がリーグ戦初スタメンとなった。対する山形は順位こそ15位と苦しんでいるが、前節は首位・浦和を相手に0-0とドローと、守備には自信を得ている。
試合序盤は東京がボールを保持して相手の出方を窺うものの、山形は前線から積極的にボールを追い、東京の組み立てを後方から寸断する作戦に出る。この裏を突きたい東京は、早くもテンポをアップして山形の裏を突く。その狙いが最初に形となったのは22分、カウンターから前田のスルーパスに中島が抜け出し、GKと完全に1vs1の状況となるが、これは山岸が好セーブで凌ぎ先制を許さない。するとこの後、中盤での激しい奪い合いから松岡のスライディングが梶山の足首に入ってしまい負傷。結局、梶山は交代を余儀なくされる。更に前半ATに入った直後、追い討ちをかけるように太田が太腿に違和感を覚え、自ら交代を要求。試合を支配していた東京が前半で交代カードを2枚使うというよもやの事態となってしまう。後半、再び勢いを取り戻したい東京は、57分という早い時間帯で中島を下げ、新外国人のサンダサを投入。交代カードを使い切り勝負に出る。独特のリーチで溜めを作るサンダサの働きもあり、再びボール支配を高める東京だが、今度は山形のCKの競り合いで高橋が頭部を負傷。ピッチ外での治療の後に高橋はなんとかピッチに復帰するが、まさに手負いの状態で残り時間を戦うことになった。不本意ながら優位な立場となった山形は、中島・川西と前線の選手を投入するも、東京の守備は集中を切らすことなく対応。太田に代わり左SBに入った丸山も安定したプレーで守備に貢献し、相手に付け入る隙を与えず。結局、互いに決定的なチャンスを作ることはなく、0-0のまま試合は終了。苦しい展開の中、東京は最低限の勝ち点1を獲得した。