2015.07.04 - 明治安田生命 J2リーグ 第21節
横浜FC × コンサドーレ札幌
( ニッパツ三ツ沢球技場,18:00 )
J2は前半戦折り返し地点の第21節。昇格プレーオフ圏付近の順位は拮抗しており、1試合ごとに順位が目まぐるしく入れ替わる状況。三ツ沢では上位につける横浜FCと札幌の対戦。10位・横浜と6位・札幌の勝ち点差は「3」となっているだけに、どちらも落とせない試合。横浜は1試合あたりの平均失点が1.35と守備に難を抱えており、まずは失点を減らすことが喫緊の課題。札幌は7試合負け無しと堅実な試合が続いている。
立ち上がりはやや札幌がボールを保持する時間帯が続いたが、横浜のカウンターを恐れてか人数をかけて攻め込まず、必要以上にリスクを冒さない慎重な展開。負傷の都倉に代わって1トップに入った内村がDFラインとの駆け引きをしながら裏を狙うものの、肝心のボールが出てこないもどかしい内容。横浜もサイドを使って組み立てる展開までは作れるものの、中央に精度の高いボールを供給できずに前半を終了する。後半に入り、どちらも勝ち点3奪取に向けて動きたいところだが、前半の停滞した内容を引きずったまま互いに攻撃のペースが上がらず、雨の中の試合ということもあってミスが起きやすく、なかなか得点の気配が漂ってこない。札幌は65分に小野を投入し、バイタルエリアでの繋ぎにアクセントを加えることで少しずつゴールに近づくが、人数をかけて自陣のゴール前を固める横浜を崩すことができず。結局、前半の停滞した内容を引きずったまま得点が生まれることなく、0-0のまま試合終了。横浜は終盤にカウンターからチャンスを得る場面もあったものの、全体を通して試合を支配され、順位浮上のチャンスを掴むことに失敗。札幌は安定した守備で8試合負け無しとなったが、都倉不在の攻撃には迫力が出ず、消化不良の感が拭えない結果となった。