2015.04.04 - 明治安田生命 J1リーグ 1stステージ 第4節
FC東京 × ヴァンフォーレ甲府
( 味の素スタジアム,16:00 )
日本代表の活動に伴い、2週間ぶりの開催となるリーグ戦。東京は開幕から2試合連続ドローだったものの、第3節で神戸を2-0で下し、リーグ戦で初勝利。ホーム・味スタに戻っての試合となる今節は、連勝して波に乗りたいところだ。だが一方でチームには離脱者が出ており、負傷中の東に代わって石川が2トップの一角で今季リーグ戦初スタメン。
裏への飛び出しに優れる2人を前線に置く東京は、15分にさっそくその持ち味を生かす。5バック気味の分厚い守備ラインを敷く甲府に対し、米本が裏を突くフィードを送り込むと、タイミング良く裏に走り出していた石川が美しいトラップから左足を一閃。狭い角度ながらゴールに突き刺し、1-0と東京が先制する。反撃を試みるものの、守備意識が高い東京の高い位置からのプレスもあって思うような組み立てが出来ない甲府は、ハーフタイムを待たずして下田に代えて盛田を投入し、システムを変更。すると阿部(拓)のポストプレイに頼りがちだった攻撃にも徐々に幅が生まれ、後半に入ってからこの采配が徐々に効果を表し始める。東京は51分に武藤が腰を痛めて前田との交代を余儀なくされたことで、高い位置からのプレスも効果的にかからなくなり、難しい展開を強いられる。72分には太田のFKから東京がPKを獲得し、リードを広げるチャンスを得るものの、森重のシュートはゴール右ポストに弾かれ追加点ならず。試合終盤を迎えてからは甲府のパワープレイもあって気を抜けない場面が続いたが、東京も曖昧なボールを徹底的にクリアして流れを切り、大ベテランの石川が挙げた1点を守り切った。苦しみながらも1-0で勝利した東京は、今季初の連勝で無敗を維持し、2位タイに浮上。甲府は最後まで1点が遠く、連敗で17位に後退した。