2015.03.18 - Jリーグ ヤマザキナビスコカップ Aグループ 第1節
FC東京 × アルビレックス新潟
( 味の素スタジアム,19:00 )
ナビスコカップの開幕戦。味スタでは、リーグ戦でなかなか波に乗り切れない東京と新潟が対戦する。リーグ戦開幕2試合で引き分けの東京は、権田・徳永・森重・武藤以外の7人を入れ替え。石川を右サイドに配する3トップで試合に臨む。新潟も一部のメンバーを入れ替えて試合に臨むが、チームの核でもあるレオシルバはスタメンで出場となった。
スコアは早々に動く。2分、見事な連携から右サイドを抜け出した川口のグラウンダーのクロスに対し、ファーサイドから詰めてきた山本が押し込んで新潟が先制。いきなりの失点の影響か、東京は前半から新潟のパスワークに翻弄されて何もすることができず、早い段階でシステムを4-3-1-2に変更する。すると、トップ下にポジションを移した石川が積極的に新潟のDFラインの裏を突く動きを見せ、流れを作ることに成功。前半こそ0-1のまま終えるものの、後半に入っても依然として流れは東京。すると63分、三田に代えて羽生を投入し、石川が右サイドの4-4-2にシステムを変更した直後に同点ゴールが生まれる。65分、右サイドでボールを受けた石川がドリブルでカットインすると、ゴール正面から左足で豪快なミドルシュートを叩き込み1-1の同点。羽生がフリーランニングでレオシルバをサイドに釣り出したことで生まれたスペースを石川が見逃さずに奪った見事なゴールだった。こうなると試合の流れは完全に東京のものに。78分、PA内でボールを受けた林が大井のバックチャージを受けて倒れ、これがPKの判定。これを林が冷静に決めて2-1と逆転する。終盤は新潟が再び攻勢に転じるものの、東京が何とか耐え抜くことに成功し、そのまま試合終了。ナビスコカップ初戦を理想的な逆転勝利で飾り、幸先の良いスタートを切った。