2014.11.24 - 全国地域サッカーリーグ決勝大会 決勝ラウンド 第3日
FC大阪 × クラブ・ドラゴンズ
( ゼットエーオリプリスタジアム,10:45 )
地域リーグ決勝大会の決勝ラウンド最終日。第1試合は全社枠で勝ち上がってきたチーム同士の対決となった。FC大阪は勝ち点「4」、クラブ・ドラゴンズは勝ち点「2」で追う状況。逆転優勝のためには両者共に勝利は必須である。両者は全社の決勝で既に対戦しており、その際は2-0で大阪が勝利している。ドラゴンズはチームとしての成長を見せたいところ。
先制したのは大阪。14分、高橋の右CKの流れからこぼれ球を再び高橋が拾い、右サイドからクロス。中央の密集で空中戦となったが、岩本がヘディングで綺麗にコースを変え、これが決まって1-0となる。しかし、負けて終わるわけにはいかないドラゴンズも反撃。昨日の試合ではあまり見られなかった、1トップの星野のポストプレイを利用した攻撃を織り交ぜる。先制を許してから5分後の19分、星野の落としを受けた西槙がPA外から強烈なミドルシュートを叩き込み、1-1の同点。地域レベルらしからぬ「ゴラッソ」で追いつかれた大阪は引き続きボールは保持し続けるものの、むしろドラゴンズがリズム良く守り続ける展開となり、大阪はやや単調な攻撃に終始したまま前半終了。後半に入っても前線の選手を交代した大阪が引き続き攻勢を見せるが、徐々にこぼれ球をドラゴンズが拾うようになり、少しずつドラゴンズが主導権を握りつつあった。しかし、そんな中で迎えた76分、高橋のスルーパスに対して川西がPA内右サイドを抜け出すと、マイナス気味のグラウンダーの折り返しを須ノ又が押し込んで大阪が2-1と勝ち越し。劣勢を強いられながらもワンチャンスをしっかりと決めた。その後は大阪がすぐさま守備を固め、ドラゴンズの猛攻をしっかりと守りきり試合終了。暫定で首位に浮上すると共に、2位以内を確定してJFL昇格を決めた。ドラゴンズは強豪と互角に渡り合ったが、あと一歩届かず3位以下が確定した。