2014.11.01 - Jリーグ ディビジョン2 第39節
東京ヴェルディ × コンサドーレ札幌
( 味の素スタジアム,13:00 )
J2は残すところ僅か4試合となった。監督交代後、堅実な戦い方にシフトして勝ち点を積み上げられるようになった20位・東京V。しかし、21位・讃岐も勝ち点を拾い始めており、前節終了時点での勝ち点差は「5」。なかなかJ2残留を確定させられない状況が続いている。札幌はまだ昇格プレーオフ圏内に残る可能性を残しており、希望を繋ぐためにも勝利は絶対条件に等しい。好調の都倉にいかにボールを集めるかがポイントとなる。
試合は東京Vが支配しながら進めることになった。東京Vが築く中盤の堅い守備を前に札幌はなかなか起点を作ることができず、中盤を省略して前線に収めるか、苦し紛れにサイドへ展開するのが関の山という状況が続いたまま前半を終了。後半に入ってもセカンドボールを東京Vが拾い続ける展開となり、一向にペースの上がらない札幌は、52分という早いタイミングで菊岡を投入。一時はこの采配が功を奏し、菊岡が起点となってボールを捌くことでゴール前でのシュートシーンも作れるようになったものの、その勢いも持続させることはできなかった。好調の都倉もフリーでシュートを撃つ機会にほとんど恵まれず、ボールを収めても流れを作ることができない。狙い通りとはいえ受け身の展開を強いられた東京Vも、終盤に入ってからは徐々に反撃。カウンター主体の展開からゴールまであと一息という場面まで迫ったが、こちらもゴール前でのプレイ精度が乏しく、得点には至らないまま0-0で試合終了となった。東京Vは勝ち切れなかったことへの悔しさこそ残るものの、勝ち点1を確保できたことは悪くない結果。一方、勝利を狙っていた札幌にとってはプレーオフ圏内が遠のく痛恨のドローとなった。