2014.10.18 - 関東大学サッカーリーグ戦1部 第18節
明治大学 × 東京国際大学
( 川口市青木町公園総合運動場陸上競技場,13:50 )
関東大学リーグは残りあと5試合。1部の首位・順天堂大学を勝ち点3差で追う3位・明治大学は、とにかく勝利して首位にプレッシャーをかけ続けなければならない。今節の明治大の対戦相手は、10位・東京国際大学。J2・水戸を率いた経験のある前田監督のもと1部に初昇格を果たしており、現在は何とか残留圏内に踏みとどまっている。東国大は3試合連続でドローと粘り強い戦いをしているだけに、明治大も警戒が必要だ。
試合は一方的な明治大のペース。自陣にブロックを構築して明治大の攻撃を防ごうとする東国大だが、明治大はそれを攻略する。23分、左サイドからカットインした石原のスルーパスに差波が抜け出し、狭い角度からの折り返しを再び石原が押し込んで1-0。明治大は前線や中盤の選手がバイタルエリアに顔をだし、楔の働きをすることで攻撃のリズムを生む。想定外だったのは33分、右サイドからの室屋のクロスを中央の矢島がGKと競り合いファウル。悪質なものではなかったがこれが2枚目の警告となり、矢島が退場。明治大は10人での戦いを余儀なくれされることとなった。しかし、土居が中盤に下りて4-4-1とした明治大は、1点リードというアドバンテージを利用してしたたかなカウンターを披露。一時はサイドを埋めて守備を安定させたように見えた東国大だが、室屋・髙橋という強力なSBを揃える明治大の個の力を止めることができない。40分には明治大のFKをDFがクリアミスして藤本が押し込み、数的不利の明治大がセットプレイで2-0。東国大は後半から2人を代えて流れを引き寄せようとするが、64分にはカウンターから石原がドリブル突破で得たFKを差波が直接決めて3-0。守備においても前線からの精力的なプレスや、苅部の的確なカバーリング、三浦のファインセーブで東国大に付け入る隙を与えず、無失点で試合終了。明らかな実力差を見せつけた明治大が勝ち点3を挙げ、優勝戦線に生き残った。