2014.09.28 - 日本フットボールリーグ セカンドステージ 第8節
栃木ウーヴァFC × ファジアーノ岡山ネクスト
( 小山運動公園陸上競技場兼サッカー場,13:00 )
JFLは後半戦にあたる2ndステージに突入しており、折り返し地点を過ぎて第8節。ホームの栃木ウーヴァとアウェイのファジアーノ岡山ネクスト共に順位は中位に留まっているものの、2ndステージ優勝の可能性はまだ充分に残っているだけに、ジャンプアップのきっかけを掴みたい一戦。小山運動公園は雲一つない快晴に恵まれたものの、9月下旬とは思えない強い日照りにより、蒸し暑いコンディションの下に進められることとなった。
栃木Uは中盤でボールを奪ってからのショートカウンター、ネクスファジは人数をかけた守備でボールを奪ってからのロングカウンターと、微細な違いはあれど似たような指向のサッカーを行うだけに、ボールを奪ってからの「守」から「攻」への切り替えがキーポイントとなる試合だったが、暑さのせいもあってか前半は両チーム共に慎重な入り。チャンスに繋がりそうな場面でも細かなトラップやパスのミスが目立ち、これといった決定機の無いまま後半へ折り返す。後半に入ると、栃木Uが中盤でのプレスの勢いを引き締め直し、徐々にゲームを支配し始める。そして迎えた73分、中盤からの稲葉のラストパスを受けた石川がダイレクトで放ったシュートが決まり、栃木Uが先制。狙い通りに近い形で先制した栃木Uが僅かに勝利に近づく。しかしネクスファジも反撃の機会を逃がさない。80分、後半の途中からポジションをボランチから右のワイドに変えていた飯田が鋭いドリブル突破で右サイドを崩すと、飯田のマイナスのクロスを藤岡が押し込んで1-1の同点。岡山は上條の投入を起因とした柔軟なポジション変更が功を奏した。その後は両チームとも決定打に乏しく、1-1の痛み分け。どちらにとっても狙い通りの攻撃から得点は奪ったが、満足とはいかないであろう結果となった。