2014.09.20 - Jリーグ ディビジョン1 第24節
川崎フロンターレ × FC東京
( 等々力陸上競技場,19:00 )
現在、リーグ2位で首位・浦和を追走する川崎と、再び順位を押し上げたい7位・東京の「多摩川クラシコ」。3月に味スタで行われた試合では川崎が4-0で大勝している。川崎は大久保・ジェシが出場停止の他、稲本・森谷が負傷離脱、大島がU-21日本代表召集で主力を大きく欠いている。東京も負傷者が続出しており、互いに手負いの状況で試合に臨む。チケットは前売りで完売、等々力は最高潮のムードでキックオフを迎えた。
試合は立ち上がりからホームの川崎が支配した。3トップの両サイドに張る小林とレナトに対し、中村が起点となり次々とボールを配給し、縦の突破を仕掛けていく。東京は両SBだけでなく中盤も加勢しての対応を余儀なくされるが、決定的なピンチは迎えずに0-0で前半終了。後半になると、東京のカウンターが少しずつ効果を表すようになる。51分にはカウンターから武藤が仕掛け、フィニッシュのこぼれ球をエドゥーがフリーで受けるが、シュートを撃ち切れずチャンスを逃す。その後も川崎の攻勢が続くが、東京もカウンターでリズムを作り、74分には羽生に代えて梶山を投入してシステムを4-4-2に変更。守備を整備しながらチャンスを窺った。80分には徳永のクロスをファーサイドの武藤が落とし、再びエドゥーがフリーでフィニッシュするが、シュートは枠外に飛んでしまい得点はならず。後半ATにはゴール正面での直接FKなどセットプレイのチャンスが続いたが、決めきれずに0-0のまま試合終了。川崎にとっても主導権を握りながら決めきれず、無得点の痛み分けとなった。この対戦カードでは2005年7月以来、9年ぶりとなるスコアレスドロー。東京はリーグ戦12試合負け無しとなったが、途中出場の三田が負傷するなど、苦しい台所事情が更に心配になる結果となった。