2014.08.14 - SBSカップ 国際ユースサッカー 第1日
静岡ユース × U-19韓国代表
（ 藤枝総合運動公園サッカー場,16:00 ）
U-20ワールドカップに向けたユース世代の強化を目的として、毎年静岡県内で開催されているSBSカップ。大会初日の第1試合では、静岡県の高校･クラブユースの選抜チームとして結成されている静岡ユースと、招待チームの1つであるU-19韓国代表が対戦。静岡ユースは、スタメン11人のうち5人を清水エスパルスの下部組織の選手が占めている。
先制したのは静岡ユースだった。3分、上原の左CKをニアサイドの西澤が頭で僅かにコースを変え、中央の松原が頭で押し込み1-0。セットプレイで幸先良く先制した静岡ユースは、その後もパスワークで韓国の守備の裏を突き、チャンスを作り出していく。30分、左サイドをドリブルで突破したパク･ミンギュのクロスをPA内に侵入したチョ･ジェワンが押し込み、韓国が1-1の同点として後半へ折り返すものの、静岡ユースの勢いがこれで衰えることはなかった。前半、左SBでプレイしていた水谷が前線にポジションを変更すると、その水谷が攻撃を牽引して韓国の守備を翻弄。54分にPA内左サイドを崩した望月の速いクロスを水谷がダイレクトで合わせて2-1と勝ち越しに成功すると、65分には小谷のドリブル突破がPA内でファウルを誘いPKを獲得し、宮本が決めて3-1とした。直後の67分に相手の左サイドからのクロスを長沢がファンブルしてしまい、イ･ジョンビンに押し込まれて1点差に詰め寄られると、終盤は韓国らしいロングボールからのパワフルなサッカーの前に苦戦を強いられるが、フィニッシュの精度の低さ等にも助けられ、3-2のまま試合終了。ただの選抜チームと思えない見事な連携を中心に韓国のユース世代を圧倒した静岡ユースが、見事な勝利で初日を飾った。
