2014.08.11 - 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント 2回戦
流通経済大学 × 福岡大学
( ヤンマーフィールド長居,15:30 )
冬のインカレと並ぶ大学サッカーの全国大会である総理大臣杯。有力校は2回戦からの登場となる。ヤンマーフィールド長居の第1試合は、前回大会優勝の流通経済大学と、九州大学リーグの強豪・福岡大学が対決。初戦にして早くも注目カードとなった。両校とも1〜4年生のメンバーを幅広くスタメンで起用。福岡大は守備の柱でもある大武がベンチ外。
試合は流経大がボールを支配して流れを掴む。福岡大は1トップの薗田になかなかボールを収められず、こぼれ球を流経大に拾われる時間帯が続いた。試合が落ち着きを見せ、福岡大も少しずつリズムを掴みかけるものの、先制したのは流経大。33分、左CKからのこぼれ球を田上が押し込み1-0。徐々に流れが傾きつつあった中で、セットプレイからの先制点は相手にダメージを与えるには充分すぎるほどだった。後半、福岡大はフィジカルに長けた山﨑を前線に配置し、前半よりもロングボールを放り込む回数を増やす。必然的に空中戦やこぼれ球の球際での競り合いが増え、両チームの選手がヒートアップする場面も増えていったものの、流経大は最後までその冷静さを失わず、危ないボールをクリアして、隙あらばカウンターを仕掛けていった。福岡大はパワープレイで何とかゴールをこじ開けようと試みたものの、やや一本調子のきらいがあり、選手交代などの梃入れを図ったもののリズムを変えることができずに試合終了。セットプレイでの1点を守り切った流経大が前回王者の貫録を見せ、準々決勝に進出した。