2014.07.23 - Jリーグ ディビジョン1 第16節
横浜F・マリノス × ヴィッセル神戸
( ニッパツ三ツ沢球技場,19:30 )
W杯による中断明けから連戦が続く最中、関東地方はやや遅めの梅雨明け。三ツ沢は19:30キックオフながら高温多湿の非常に難しい気象条件となった。15日から一足早くリーグ戦を再開した横浜Mは、2試合で1勝1分と上々の結果。今節は7月限りでの現役引退を表明しているドゥトラにとって最後のホームゲームでもある。そのドゥトラは今日もスタメン。三ツ沢には13,445人もの観客が詰めかけ、非常に良い雰囲気となった。
立ち上がりから満員のスタンドの声援に押されるように横浜Mが攻勢をかけるものの、先制したのはアウェイの神戸。18分、右サイドを突破したマルキーニョスのクロスが中央でこぼれると、これを拾ったペドロジュニオールが冷静に左足のフィニッシュへ繋げ、ファーサイドに沈めて0-1とする。一方の横浜Mもすぐさま反撃。21分、中村の右CKの競り合いのこぼれ球を受けた兵藤が胸トラップからダイレクトで右足を振り抜くと、ドライブのかかったシュートがゴール左隅に突き刺さり1-1の同点。これらのゴールシーンだけでなく、神戸のショートカウンターと横浜Mのセットプレイを中心とした攻撃の応酬となった前半は非常に濃密な内容となった。後半は暑さの影響もあって両者共にトーンダウン。横浜Mは前線に新加入のラフィーニャを投入してボールを収めようと試みるが、神戸はボールを奪っても効率よく前線へ繋ぐことができず、防戦一方となる。それでも空中戦を得意とする守備陣が何とか持ちこたえ、1-1のまま試合終了。神戸は終盤に押し込まれる苦しい内容ながら、勝ち点1を獲得。横浜Mはドゥトラのホームラストマッチを勝利で飾ることは出来なかったものの、攻撃の方向性を示すことはできた。