2014.07.21 - Jリーグ ディビジョン2 第21節
東京ヴェルディ × モンテディオ山形
( 味の素スタジアム,18:00 )
J2はちょうどリーグ戦の折り返しとなる21試合目。依然として20位と低迷する東京Vは、直近の2試合でドローと下位脱出の手掛かりを掴みかけているだけに、勝利が欲しい。一方の石崎監督率いる山形はここまで10位とまずまずの順位につけているものの、今季はこれまで連勝が1度も無く、前節も磐田に0-1と敗戦。いまひとつ中位の混戦を抜け出せない状況が続いているだけに、やはり勝利で再び勢いを取り戻したいところだ。
試合は開始早々に大きく動く。まずは5分、遠目の位置からのFKを宮阪が直接狙うと、これがGKの逆を突く形となる。ボールはゴール右ポストを直撃するが、跳ね返ったところをすかさず中島が押し込み、山形が幸先良く先制する。しかし東京Vもすぐさま点を取り返す。7分、右サイドを抜け出した平本が戻したパスを受けたニウドがPAの僅かに外からダイレクトで右足を振り抜くと、ボールは鮮やかな弧を描いてゴール左上隅に吸い込まれ、1-1の同点となる。その後は山形からボールを奪った東京Vが速攻を狙う時間帯が続いたものの、山形の良くない流れを断ち切ったのはまたしても宮阪の右足。38分、ゴールから20メートル以上はあろうかという位置から放ったミドルシュートは、相手選手に当たりながらもゴール左隅に突き刺さり、再び山形が1点リードしてハーフタイムを迎えた。後半は東京Vもボールを保持してゴールを目指すものの、決定的なフィニッシュに至る場面が少なく、互いにボールを奪ってから速攻を狙おうとすも前線に繋げないスローな展開となったが、たびたび両チームの見せるミドルレンジからのシュートがゴールの可能性を感じさせる場面はあった。結局、両者共に追加点を奪うことのできないまま、1-2で試合終了。山形が前節の敗戦をしっかりカバーする勝利を挙げた一方、敗れた東京Vは8試合勝ち無しとなってしまった。