2014.06.28 - Jリーグ ディビジョン2 第20節
ジェフユナイテッド千葉 × 松本山雅FC
( フクダ電子アリーナ,19:00 )
前節、アウェイで北九州に0-1と敗れて12位に転落した千葉は、鈴木淳監督を遂に解任。次期監督が決まるまでは斉藤和夫TDが監督代行として指揮をとる。迎える相手は、現在3位の松本。千葉はアウェイでは芳しくない成績が続くものの、フクアリでは現在4連勝中。逆境を跳ね返し、再びJ1昇格争いに名乗りを上げることができるか注目の一戦。フクアリに大挙して訪れた松本サポーターも含め、13,243人の観客が詰めかけた。
試合は開始早々に動く。2分、松本は岩上の自陣内からのクリアボールを追いかけた船山がそのままドリブルでPA内に侵入。マークについた金炫訓と交錯して船山が倒れると、松尾主審はいきなりPKの判定。千葉サポーターの大ブーイングの中、船山がPKをゴール左隅に冷静に決め、松本が先制する。早くも1点を追いかける展開となった千葉は攻め手を窺うものの、こぼれ球を厳しく競ってボールを次々に前へ運ぶ松本のカウンターに苦しみ、決定機を掴めないまま後半へ折り返す。なんとか打開を試みたい千葉は60分に田中を投入。田中が得意とするドリブルをアクセントに加えながらゴールを攻め立てるようになり、サイドを深く抉ってからのクロスや、ミドルレンジからのシュートの場面が増えていった。しかし、5バック気味に自陣をがっちり固める松本の堅守も奮闘。シンプルなクリアから前線の山本・船山に収め、カウンターを狙いながら着々と時間を消化していった。結局、最後まで千葉の猛攻は実らず、松本が開始直後の1点を守り切って貴重な勝ち点3を獲得。千葉は監督交代後最初の試合を勝利で飾ることができなかったものの、サポーターは選手に奮起を促す声援を送っていた。