2014.06.28 - 千葉県サッカー選手権大会 決勝
浦安SC × 柏レイソルU-18
( 柏の葉公園総合競技場,13:00 )
天皇杯の千葉県代表を決定するトーナメントの決勝戦。2年連続の優勝を狙う関東1部・浦安SCが対戦するのは、U-18プレミアリーグEASTに所属する柏レイソルU-18。浦安と柏ユースは2011年と2012年の決勝でも対戦しており、その際には2大会連続で柏ユースが勝利を収めている。浦安にとっては3度目の正直を実現させたい試合。スタンドには、J1が中断中ということもあり多くの柏サポーターが陣取って雰囲気を盛り上げる。
序盤は浦安がボールを保持して攻撃を仕掛けようとするものの、柏ユースが返す刀で反撃。白川・会津の両WGがワイドに位置取り、中央からの展開を受けてサイドを切り裂くことで浦安のコンパクトな陣形を広げる。そして13分、中央のマークが緩んだところを山崎が抜け出し、GKとの1vs1を冷静に決めて柏ユースが先制。前半の途中までは圧倒的な柏ユースのペースで進んだ。しかし、ゴールの欲しい浦安は早い段階で前線にボールを放り込むシンプルな戦術にシフト。34分、右サイドで秋葉が古賀からボールを奪ってから波状攻撃を仕掛け、最後はPA内右隅に侵入した秋葉がこぼれ球を拾い、狭い角度ながらニアハイを抜く豪快なシュートを決めて1-1の同点とする。浦安は中盤の底で村田がボールの配給役となり、サイドから多彩なクロスを入れ続ける。しかしフィニッシュの精度に乏しく、柏ユースの鋭いカウンターもあって一進一退の展開のまま試合は終盤へ縺れ込んだ。しかしこのまま延長戦に入るかと思われた後半AT3分、左サイドを深くまでドリブルで切れ込んだ坂谷のグラウンダーのクロスに飛び込んだ田中が遂にフィニッシュを決め、最後の最後に浦安が逆転に成功した。2-1で柏ユースに雪辱を果たした浦安が、2年連続での天皇杯本大会出場を決めた。