2014.06.21 - Jリーグ ディビジョン2 第19節
東京ヴェルディ × 栃木SC
( 味の素スタジアム,18:00 )
前節、ホームで福岡に0-5と大敗を喫してしまい、5試合勝ち無しと苦境に立たされる20位・東京V。チームの士気低下が危ぶまれる中、三浦監督はスタメンを3人入れ替えて試合に臨む。注目は東京Vの歴史を知る大ベテラン、32歳・平本と43歳・永井の2人が組む前線だ。対する7位・栃木は、前節で大分に4-0で快勝した勢いを持続し、連勝を狙いたいところ。
前半に主導権を握ったのはホームの東京V。平本・永井の2人が前線でボールの引き出し役となり、全体を押し上げることに成功する。肝心の枠内シュートが無く、しばらくもどかしい展開が続いたものの、40分に左サイドでボールを持った安在のシュートがゴール前の南に当たり、ボールはフリーの平本の足下へ。平本の思い切って左足シュートがDFに当たってゴールに吸い込まれ、東京Vが4試合ぶりのゴールで先制する。しかし栃木も後半の立ち上がりから果敢なプレスで反撃。52分、高い位置での山形のパスカットから、湯澤とのパス交換で中央に持ち込んだ小野寺が相手DFに寄せられながらも左足をコンパクトに振り抜いてゴールに流し込み1-1の同点。東京Vは立ち上がりに集中を欠いていたところを突かれてしまう。その後は両チーム共に選手を替えつつ、東京Vが攻め、栃木がカウンターを狙うという状況が最後まで続いたが、互いに決定機を生かせないまま試合終了。東京Vにとっては低調な栃木から勝利を奪えず悔しいドローとなったが、前節から改善した内容を受け、サポーターは拍手で選手たちを迎えていた。