2014.06.18 - 東京都サッカートーナメント 学生系の部 準決勝
早稲田大学 × FC東京U-18
( 早稲田大学東伏見キャンパスサッカー場,17:50 )
天皇杯・東京都予選の学生代表を決定する予備トーナメント戦。8チームの出場枠のうち唯一の第2種代表枠で出場するのは、2月に行われた東京クラブユースU-17選手権を制したFC東京U-18。初戦の相手は、関東大学リーグ1部の強豪・早稲田大学。年代の差はもちろん、名門高校やクラブユース出身者を揃える格上を相手にどう戦うのか注目される。
早稲田大の圧倒的優勢が予想される中、前半にゲームを支配したのは東京だった。中盤からの厳しいプレスでボールを奪い、後方から狭いエリアをしっかり通してサイドに展開していくテンポの良いカウンターサッカーを展開し、早稲田大に主導権を渡さない。更に29分、中盤でボールを奪った安部がDFラインの裏へボールを出すと、これに反応した蓮川が抜け出してGK・松澤との1vs1を難なく流し込み、東京がリードする。まさかの先制点を許した早稲田大は、前半から上形・宮本の2トップを狙ったロングボール主体のサッカーに切り替え、フィジカルを生かしたサッカーを展開。後半に入っても同様の組み立てを続け、東京のゴールを幾度となく脅かす。しかし東京もキャプテンの大西を中心とする3バックが身体を張って跳ね返し、余裕があれば後方で丁寧にボールを繋ぐことで波状攻撃を許さない。中盤でも90分間厳しいプレスを惜しみなくかけ続け、チャンスがあればカウンターを繰り出すなど、経験の差を感じさせない戦いぶりを見せた。終盤の早稲田大のパワープレイもなんとか凌ぎ、虎の子の1点を守り抜いた東京が見事な勝利。21日に行われる国士舘大との学生代表決定戦に進出した。