2014.06.08 - 明治安田生命 J3リーグ 第15節
FC町田ゼルビア × SC相模原
( 町田市立陸上競技場,15:00 )
J3リーグは14試合を消化し、未だに失点「6」という堅守に支えられた町田が首位を堅持。ただし2位・長野が徐々に差を詰めてきており、町田にとっては予断を許さない状況。町田は現在2連勝中だが、このまま勝ち星を積み重ねていきたい状況だ。今節、迎える相手は4位・相模原。東京と神奈川の都県境を挟んで相対する両市をホームとするクラブによって行われる「武相決戦」。野津田には相模原サポーターも多く駆けつけた。
試合は前半から町田が支配。ポゼッションからの崩しとカウンターの双方で高精度を誇る攻撃を武器に、相模原ゴールを脅かす。相模原もカウンターを中心に、左サイドの曽我部、やや下がり目の位置にポジショニングを取る高原を中心に組み立てるが、なかなかチャンスを作れない。そして迎えた33分、高い位置でボールを受けた戸高が胸トラップで前を向くと、次々と立ちはだかるDFをドリブルで次々と交わして先制点を流し込み、町田が1-0とリードする。センセーショナルな得点にスタジアムは沸くが、相模原もすぐさま反撃。43分、下がり目の位置でボールをキープした高原の早いタイミングでのクロスを、ゴール正面に走り込んだ服部がダイビングヘッドで合わせ、1-1の同点として後半へ折り返す。後半は序盤こそ相模原が積極的に攻勢に出るものの、鈴木(孝)がボールを引き出して前線で溜めを作れる町田が流れを引き戻す。そして76分、左CKを深津が頭ひとつ抜け出してヘディング。これがゴールネットに突き刺さり、町田が勝ち越しに成功。相模原も反撃に出るものの、最後は町田の堅い守備が立ちはだかり、2-1で試合終了。町田が接戦を制し、リーグ首位の座を確実に守った。