2014.05.21 - Jリーグ ヤマザキナビスコカップ Aグループ 第4節
FC東京 × 清水エスパルス
( 味の素スタジアム,19:00 )
リーグ戦が中断期間に入り、W杯開幕までに行われるナビスコカップのグループリーグは、残り4節を2週間で消化する慌ただしい日程。現在、Aグループの首位に立つ東京は、2位・清水をホームに迎える。リーグ戦が中断期間に入ったため、両チームのスタメンはほぼベストメンバーだが、そんな時期の平日ナイトゲームということもあってか、味スタの観客は東京がホームのJリーグ公式戦としては久々に10,000人を割り込んだ。
先制点は清水。8分、高橋の不用意なバックパスを奪った大前がゴール前にフリーで走り込んだ高木(俊)にラストパス。高木がこれを難なく流し込んで0-1とする。立ち上がりにミスからの失点という苦しい展開となった東京だが、18分に太田のフィードに抜け出したエドゥーが櫛引の頭上を抜くループシュートを決めて1-1の同点。失点のミスを取り返したかに思われた。しかし21分の清水のCK、ショートコーナーから高木(俊)のクロスを大前が頭で押し込み、あっという間に清水が勝ち越しに成功。東京は久々の複数失点となり、後半へ折り返す。途中、河野に代えて平山を投入し、エドゥーと平山の2トップで攻めたてようとする東京だが、その直後に高木(俊)にあっさりと左サイドを破られ、ノヴァコヴィッチに追加点を許し1-3。その後、東京は右サイドに松田を投入してパワープレイに切り替え。両サイドから何度となくクロスを放り込み、ゴール前にボールを集めるものの、こぼれ球を拾えない時間が続き、そこからカウンターを受ける苦しい展開。加賀の負傷交代でデビューを飾った郭熙柱を中心に、それ以上の追加点を許さなかったものの、肝心の得点は87分にエドゥーが決めたミドルシュートのみ。2-3で清水が勝利し、グループリーグ3連勝で首位に浮上。東京は大切なホームゲームを落としてしまい、清水・G大阪に抜かれて3位に後退した。