2014.05.14 - 東京都サッカートーナメント 社会人代表決定戦
横河武蔵野FC × 東京23FC
（ 味の素フィールド西が丘,18:00 ）
天皇杯の東京都予選である「東京都サッカートーナメント」の、社会人2枠を争う決定戦。3大会連続の天皇杯出場を狙うJFL･横河武蔵野の天皇杯予選初戦。対戦相手の関東1部･東京23FCは、昨季の決定戦で当時JFLの町田を破る金星を挙げたこともあり、侮れない相手である。両チーム共にリーグ戦の合間を縫っての平日ナイトゲームであるが、実力では拮抗していることもあり、ほぼベストメンバーを揃えての試合となった。
前半にボールを支配したのは武蔵野。東京23の左サイドの裏を集中して攻め、クロスからフィニッシュを狙う。東京23も伊藤を中心とした高さに強い守備陣で跳ね返し、カウンターで度々チャンスを作りながらも0-0で後半へ折り返す。後半に入っても引き続き武蔵野が支配するものの、東京23のカウンターにも徐々に鋭さが増し、前線の4人が絡んで決定的なフィニッシュを作る場面も観られたが、ゴールネットを揺らすには至らず。終盤は体力的な消耗もあってか、中盤が間延びして縦に早い展開となるが、最後はどちらも守備ラインが固い守備を見せて跳ね返し、0-0のまま90分を終了。勝敗の行方はPK戦に委ねられた。武蔵野は1人目･岩田のシュートが枠を外してしまい早々に劣勢となるが、東京23の3人目･小林のシュートを飯塚が止めてタイスコアになると、サポーターの熱気も増して武蔵野のムードに。そしてサドンデスの8人目、後攻の東京23･深澤のシュートはゴール上に大きく外れて勝負あり。武蔵野が勝利し、大学勢と対戦するベスト4に進出。東京23は90分の間に仕留めるチャンスを逸したことが痛かった。
