2014.05.14 - 東京都サッカートーナメント 社会人代表決定戦
FC町田ゼルビア × 東京海上日動
( 味の素フィールド西が丘,15:30 )
天皇杯の東京都予選である「東京都サッカートーナメント」の、社会人2枠を争う決定戦。J3・町田はこの決定戦からの登場となる。対戦相手は、東京カップで3位を獲得した関東2部・東京海上日動。町田にとっては格下との対戦となるが、昨季の社会人代表決定戦では東京23FCに敗れて早々に天皇杯出場の可能性を断たれた苦い経験があるだけに、2年連続の初戦敗退という屈辱は避けたいところ。スタメンは、直近に行われたJ3リーグ戦から10人を入れ替え。フレッシュなメンバーで試合に臨む。
立ち上がりから試合をコントロールしたのはやはり町田。スピードのある木島・齋藤の2トップの裏への飛び出しを活用し、東京海上の守備の僅かな隙を次々と突いていく。東京海上も何とかクリアを続けて水際での守備を続けるものの、28分にPA外から稲垣の放った豪快なミドルシュートが突き刺さり、町田が1点を先制してハーフタイム。しかし、東京海上も後半開始早々に反撃。49分にゴール正面の鷲尾のFKのこぼれ球を樋口が押し込み、1-1の同点。東京海上にとっては、数少ないチャンスでもあるセットプレイで追いつくことに成功した。しかしJ3の町田は更にここからギアを1段上げて襲い掛かる。直後の53分、左サイドから齋藤がドリブルでカットインし、ファーサイドを巻く鮮やかなシュートを決めてすぐに2-1と勝ち越すと、58分にはカウンターから木島がドリブルで突破し、ラストパスを受けた稲垣がこの日2点目のゴールを決めて3点目。更に75分には再び木島が単独のドリブルで中央を強引に突破し、GKとの1vs1も冷静に制して4点目。一気に突き放した町田が、東京海上に付け入る隙を与えないまま4-1で圧勝した。東京海上も勝ち越された後に鷲尾が攻撃を牽引し、何度かゴール前までは迫ったものの、個人の実力差は埋めがたく力負け。しかし空中戦の守備では互角に渡り合うなど、光明も見出すことのできる内容となった。