2014.05.03 - Jリーグ ディビジョン1 第11節
浦和レッズ × FC東京
( 埼玉スタジアム2002,16:00 )
ゴールデンウィークの連戦は中3日で3試合目。浦和は4月のリーグ戦で4勝1敗。特にホームでは3戦連続で無失点と鉄壁を誇っている。対する東京は、前節の敗戦で連勝がストップ。今節は10年以上勝てていない鬼門・埼玉スタジアムでの試合となるが、なんとか連敗は避けたい。
東京のシステムは高橋がDFラインに入り、渡邉・武藤がサイドをカバーする5バック。守備に多くの人数を割いて待ち構える状況で、ボールを支配したのはやはり浦和だった。しかし、アタッキングサードから先のエリアで集中した守備を見せる東京も、ボールを奪ってからシンプルに前線へ運ぶスタイルでチャンスを作り出し、まずまずの内容で前半を終了。後半は再び浦和がギアを入れ直して圧力をかけてくるものの、決定的なシュートは打たせず、カウンターからは徳永や平山が惜しいシュートを浴びせるなど、ゴールまであと少しという場面までは作り出すことができていた。しかし、息の詰まるような拮抗した展開を破ったのはセットプレイ。79分、左CKをニアに走り込んだ阿部が頭で合わせ、浦和が非常に大きな先制点をゲット。終盤の大切な時間帯での失点を受け、東京も松田とエドゥーを投入してパワープレイに切り替えるものの、浦和の高さのある守備陣に持ちこたえられ、このまま試合終了。緊迫した内容の接戦を制した浦和は、この勝利によってリーグ首位に浮上。東京はシュート数で浦和を上回ったものの、決め手を欠いたまま2試合連続でCKから決勝点を許し、手痛い連敗を喫した。