2014.04.29 - Jリーグ ディビジョン1 第10節
FC東京 × 名古屋グランパス
( 国立霞ヶ丘競技場,13:00 )
東京は現在リーグ戦で2連勝と上り調子。中2日での今節は、前節の横浜M戦と同じスタメン、同じシステムで試合に臨む。一方の名古屋は、リーグ戦で5連敗中と好対照の戦績。チームに負傷者が続発しており、前節はベンチ入りを18人揃えることができないという事態にまで陥った。今節は玉田・大武がチームに合流し、スタメンに復帰した。東京五輪に向けた大規模改修を前に、国立競技場でのホームゲームはこれで最後。
試合は前半から名古屋が支配。中盤からの厳しいプレスと共に、東京の守備が手薄なサイドを攻め立ててフィニッシュに繋げる。前節に機能したはずの守備が上手くいかない東京は途中からシステムを4-4-2に変更し、サイドの対応を明確化してバランスを保つものの、トップ下を削ったことで前線が孤立し、攻撃もままならないまま前半終了。後半から武藤を投入して前線の活性化を狙う東京だが、その矢先に名古屋が均衡を破る。48分、右CKに矢野が頭で合わせて1点先制。東京は徳永に代えて松田を投入し、システムを3-4-3に変更してサイドからの攻撃を強化し、クロスを入れ続けるものの、シュートに持ち込んでも楢﨑の好セーブに阻まれ続けた。終盤は名古屋がダニルソンを投入してサイドの守備を効果したことで、クロスを上げることもままならずに試合終了。名古屋はリーグ戦で6試合ぶりの勝利となった。東京は現在の国立競技場の最後となるホームゲームで無得点という苦い敗戦。リードを許す展開での試合運びに課題を残した。