2014.04.27 - 日本フットボールリーグ ファーストステージ 第7節
横河武蔵野FC × ヴェルスパ大分
( 武蔵野市立武蔵野陸上競技場,13:00 )
今季からのJ3開始に伴い、多くのクラブが離脱したJFL。新たに6クラブが地域リーグから昇格し、2ステージ制を採用してリーグの盛り上げを図っている。ホームの武蔵野は昨オフに多くの選手を放出したものの、今季は新戦力を加えて現在は3勝1分2敗と上々の滑り出し。対するヴェルスパ大分は、昨季までの「HOYO大分」が改名した新たなチーム。今季は開幕戦で敗れたものの、その後は負け無し。こちらも悪くない成績だ。
前半に試合を支配したのは大分。基本的には前線へのロングボールを起点にするか、もしくはトップ下の福満がサイドに流れながらチャンスを作り出す形で武蔵野を押し込む。しかし、均衡を破ったのは武蔵野。18分、カウンターから獲得したゴール正面のFKを遠藤が左足で直接決めるビューティフルゴール。前半はそのまま1点差で折り返す。後半に入ると再び大分が盛り返す。前半よりもロングボールを入れる回数やサイドを崩す場面が多くなり、ゴール前での攻防が増加。そして66分、中盤からの放り込みをDFが処理にもたつく間にボールを奪った中村が、中途半端に飛び出していたGK・飯塚の頭上を超す絶妙なループシュートを決めて1-1の同点。69分には武蔵野の江口がゴール前の競り合いでこの日2枚目の警告を受けて退場となり、大分が完全にゲームを支配する。しかし武蔵野もシステムを4-4-1に変更してブロックを形成し、ゴールを割らせることは許さずに試合終了。どちらにとっても勝機はあっただけに、悔やまれるドローとなった。