2014.04.26 - Jリーグ ディビジョン1 第9節
横浜F・マリノス × FC東京
( 日産スタジアム,14:00 )
リーグ戦はいよいよGWの連戦がスタート。コンディションに気を遣いながらの戦いとなる。ホームの横浜Mは、火曜日にACLのアウェイ・広州戦を行ってからの中3日。ACLで日本勢唯一のグループステージ敗退の悔しさをリーグ戦にぶつけたいところだが、リーグ戦は5試合連続で勝ち無し。しかも3試合連続無得点という深刻な得点力不足に泣いている。今節は藤田が1トップに入り、藤本がトップ下でスタメン。一方、前節C大阪に完勝して上り調子の東京は、エドゥーがベンチ、河野がメンバー外となった。代わりに渡邉がFW、東がトップ下に入り、4-3-1-2で試合をスタートする。
試合が動いたのは7分。横浜M陣内で渡邉がボールを奪うと、フリーの平山に繋いでミドルシュート。これは榎本が何とか弾くものの、こぼれ球にいち早く詰めた東が冷静に押し込んで東京が先制する。前半は横浜Mの攻撃を完全に封じ込めた東京がリードして折り返す。後半、横浜Mは伊藤・奈良輪の2人を投入し、システムを4-4-2に変更して東京のサイドを攻め立て、フィニッシュへ持ち込む場面が増える。東京はシステムを4-4-2に変更し、サイドでの守備を明確化。それでも押し込まれる時間が続くと、高橋を最終ラインに下げて5-3-2に変化し、1点を守りきる作戦に出た。横浜Mはボールこそ支配するものの、ゴール前で攻め手を見いだせず単調なクロスの繰り返しに終始。終盤は栗原を前線に上げてパワープレイを試みたが、状況を打開することはできなかった。フィッカデンティ監督は、2トップをエドゥー・武藤に切り替え、中盤に運動量の豊富な羽生を投入してボールを追いかける的確な采配。後半は得点機こそ無かったものの、完璧な試合運び。90分間の大半を守勢で費やしながら、今季初となる1-0の勝利を飾った。