2014.04.06 - Jリーグ ディビジョン1 第6節
FC東京 × サガン鳥栖
( 味の素スタジアム,16:00 )
前節、アウェイでようやくリーグ戦初勝利を挙げた東京。今節は連勝を狙い、味スタに鳥栖を迎えての試合。両チーム共に水曜日に開催されたナビスコカップではメンバーを落として戦っており、コンディション面では申し分ないものの、東京は森重が出場停止、鳥栖は菊地が負傷離脱のため試合を欠場。共に守備の要を欠く中での戦い方が注目される。
鳥栖の得意とする空中戦を中心とした攻めに対し、東京はコンパクトな陣形から密集を作って思うようにプレイをさせないよう徹底。攻撃面ではエドゥーと平山を狙った楔のボールを起点にして組み立てていく。何度か迎えた得点機を決めきれず、前半は0-0で折り返すものの、50分に左サイドを抜け出した東のグラウンダーのクロスを河野・平山がスルーし、ファーサイドから走り込んだエドゥーがフリーでシュート。ボールはGK・林が僅かに触れてゴールポストを叩くが、その跳ね返りを河野が押し込んで東京が先制する。その後はゴールの必要な鳥栖が徐々に攻勢を強めるが、76分に右CKを高橋がフリックで落とし、密集に囲まれながらも足下にボールを収めた平山が左足で振り向きざまのシュートを押し込んで2-0とした。その後、ロングボールを処理しきれない所からこぼれ球を豊田に押し込まれて1点差となり、終盤は慌ただしい展開となってしまったものの、スピード&カバーリングの加賀と、高さの吉本のコンビで森重の穴を埋め、鳥栖の反撃を1点に抑えた東京が2-1で逃げ切りに成功。リーグ戦2連勝を飾った。