2014.04.02 - Jリーグ ヤマザキナビスコカップ Aグループ 第2節
ベガルタ仙台 × FC東京
( ユアテックスタジアム仙台,19:00 )
リーグ戦から中3日で迎えるナビスコカップのグループリーグ。今季からアーノルド新監督が就任した仙台だが、今季はリーグ戦・カップ戦共に未だ勝利が無く、暗中模索が続いている。この試合でもレギュラーの半分程度が出場し、今季初勝利を狙う。対する東京は、週末にリーグ戦で出場停止となる森重を除き、直近のリーグ戦から10人を入れ替えるターンオーバーで試合に臨む。高橋のCB起用が機能するかが鍵だ。
前半に試合を支配したのはホームの仙台。ウイルソンがサイドでボールを持ってからの迫力ある突破で、東京のゴールを脅かす。松田・椋原の両サイドを突かれて防戦一方となる東京だが、中央の高橋・森重の冷静沈着な対応や、仙台のフィニッシュの精度の低さにも救われ、0-0で後半へ折り返す。後半から米本を投入し、2トップにシステムを変更して立て直しを図った東京だが、先制したのは仙台。62分、ウイルソンのカウンターからのフィニッシュで得たCKを鎌田がヘディングで押し込み、1-0。仙台にとって今季初勝利の可能性がぐっと広がった瞬間だった。しかし、勝ち点を拾いたい東京は74分にエドゥーを投入。するとその直後、PA内でボールをキープしたエドゥーが倒されてPKの判定。エドゥーが自ら決めて1-1の同点。その後は両者一進一退の攻防が続いたが、共に決め手を欠いてドロー決着。ホームの仙台はまたしても勝つことができなかった。東京にとっては、メンバーを入れ替えて戦った中で、最低限の結果を持ち帰る形となった。