2014.04.01 - AFCチャンピオンズリーグ グループH 第4節
川崎フロンターレ × ウェスタンシドニーワンダラーズ
( 等々力陸上競技場,19:00 )




 ACLは各グループ3試合を終え、折り返し地点を迎えた。グループHの川崎は、初戦の貴州人和戦こそ1-0で勝利したものの、続くアウェイでの2試合で共に敗れてしまった。これ以上敗戦を喫すると、グループステージ突破は厳しくなってくる。今節は、前節アウェイで敗れたウェスタンシドニーとのリターンマッチ。勝ち点3は至上命題だ。川崎はリーグ戦とのメンバーからほぼ変更は無いが、小林が負傷で離脱し、森島がスタメン。ウェスタンシドニーは元日本代表の小野がトップ下でゲームを操る。
 両サイドへのマークが比較的緩慢なウェスタンシドニーに対して、川崎はまずレナトの突破で揺さぶりをかけていく。しかし24分、小野の右CKをファーサイドのハリティに合わされて失点。非常に重いビハインドを背負ってしまう。前半、サイドからの攻撃に対して明確な対応を貫いたウェスタンシドニーに対し、川崎は後半からDFライン裏へのボールを織り交ぜ、活路を見出すようになる。レナトの強烈なシュートをことごとくセーブされ、森島のシュートもクロスバーに弾かれるなど、川崎にとってもどかしい時間帯が続いたものの、74分に森谷の裏へのパスに抜け出した中村のシュート性のクロスの処理をGK・コビッチが誤り、ゴールに入って1-1の同点。これで息を吹き返した川崎は怒涛のボール支配でワンサイドゲームとなる。そして迎えた88分、度重なるサイドチェンジでの揺さぶりで中央のシュートコースが空いた所に大島の強烈なミドルシュートが突き刺さり、川崎が土壇場で2-1と逆転。これが決勝点となり、川崎が大きな勝ち点3を獲得。他会場で蔚山現代が貴州人和に敗れたため、グループHは混戦。残り2試合も苦しい戦いは続くが、グループステージ突破の望みが再び開けてきた。

川崎フロンターレ
Kawasaki Frontale, JPN
20前半11ウェスタンシドニーワンダラーズ
Western Sydney Wanderers, AUS
2後半0
中村 憲剛74'得点24'Labinot Haliti
大島 僚太88'
GK21西部 洋平GK 1Ante Čović
DF 3田中 裕介 DF 33Daniel Mullen
5ジェシ 5Michael Beauchamp
7中澤 聡太 35Antony Golec
15谷口 彰悟 22Dean Heffernan
MF 19森谷 賢太郎 MF 18Lacopo La Rocca
14中村 憲剛 23Jason Trifiro
16大島 僚太 14Kwabena Appiah-Kubi
10レナト 21Shinji Ono
FW 9森島 康仁 7Labinot Haliti
13大久保 嘉人 FW 9Tomi Jurić
GK 1杉山 力裕GK20Jerrad Tyson
FP 2實藤 友紀 FP 2Shannon Cole
6山本 真希 6Jérome Polenz
17武岡 優斗 10Aaron Mooy
20稲本 潤一 11Brendon Šantalab
27安 柄俊 13Matthew Špiranović
34パウリーニョ 17Youssouf Hersi
監督風間 八宏ManagerTony Popović
得点24'Labinot Haliti
警告35'Lacopo La Rocca
警告58'Dean Heffernan
交代65'Jason Trifiro
Matthew Špiranović
中村 憲剛74'得点
交代82'Labinot Haliti
Shannon Cole
交代87'Kwabena Appiah-Kubi
Brendon Šantalab
大島 僚太88'得点
森谷 賢太郎90+2'交代
稲本 潤一
主審 − Fahad Almirdasi, SAU観衆 − 10,943人
BACK