2014.03.28 - Jリーグ ディビジョン1 第5節
川崎フロンターレ × 名古屋グランパス
( 等々力陸上競技場,19:00 )
川崎は前節の東京戦で4-0の大勝を飾り、リーグ戦初勝利。次はこの勢いを持続することが課題となる。今節は翌週の火曜日にACLが控えていることもあり、金曜日の開催。等々力に迎える名古屋は、今季から名将・西野監督が就任。主力選手を大量に放出して戦力低下が懸念されたが、ここまでは3勝1敗と好成績を収めている。選手層が薄く、負傷者もあり未だに固定できていない右SBにはストッパーの牟田が入った。
前半は川崎が主体的にボールを持つものの、名古屋が自分たちの形に嵌めて上手に守る展開。川崎はレナトが左サイドを崩そうと試みるが、名古屋は対面の牟田が守備で奮闘し、サイド突破を許さなかった。後半に入っても名古屋の効果的な守備が続き、0-0のまま試合が進めば流れが変わりそうな状空気が漂い始めていたが、68分に川崎が持ち前のパスワークから均衡を破る。大島から小林への縦パスを起点に、森谷が絡んでDFライン裏に中村が抜け出してボールを受けると、中村のパスをゴール正面で受けた大久保が決めて1-0。クラブ通算1,000点となるゴールが大きな先制点となった。名古屋はここから永井・松田・田口を投入し、ケネディにボールを収めてからのスピードのある攻撃を狙うものの、決定的なシュートを撃つことができず。川崎が虎の子の1点を守り抜き、リーグ戦2連勝を飾った。