2014.03.23 - Jリーグ ディビジョン1 第4節
FC東京 × 川崎フロンターレ
( 味の素スタジアム,19:00 )
リーグ戦3試合を終えて、東京・川崎共に未だ勝利無し。今季最初の「多摩川クラシコ」は、互いに何としても勝利が欲しい状況で迎えた。東京は19日のナビスコカップで機能した4-3-1-2を継続して採用し、米本がリーグ戦初スタメン。一方の川崎は前節、ホームで大宮に3-4とまさかの逆転負けを喫しており、そこからスタメン4人を入れ替え。19日のACLで登里が負傷したため、代役の左SBに大卒ルーキーの谷口を起用する。
立ち上がりは東京がシンプルな繋ぎから川崎ゴール前に攻め込み流れを掴んだものの、中盤で中村・大島を起点にしてしまう場面が多く、徐々に流れは川崎に傾いていく。31分、米本の横パスを大久保がカットし、ショートカウンターから小林が決めて川崎が先制。更に前半ATには東京のCKからボールを奪われると、再びカウンターから谷口のクロスを大久保に押し込まれて2点差をつけられてしまう。ゲームプランが大幅に狂った東京は後半から河野・平山の2人を投入して巻き返しを図るものの、簡単なミスから相手にボールを奪われ、中盤のど真ん中を縦に通される場面が相次ぎ、59分にカウンターから大久保に、79分にジェシのクロスを小林に決められ、あっという間に0-4。川崎が大差で今季リーグ戦初勝利を飾った。東京は中盤の底に3枚を並べながらも容易に中央を突破されるという、システム上許されない形で守備が決壊したが、そのような戦術以前に基本的なミスがあまりにも多く、試合後にはスタンドから猛烈なブーイングの嵐。ナビスコカップの快勝の余韻すら吹き飛ぶ大敗で、早くも窮地に立たされた。