2014.03.12 - AFCチャンピオンズリーグ グループG 第2節
横浜F･マリノス × 広州恒大
（ 横浜国際総合競技場,19:30 ）
国内リーグ戦とACLを並行した戦いになることを踏まえ、オフに選手層の充実を優先した補強を行った横浜M。しかし、2週間前に行われたACL初戦はアウェイで韓国の全北現代に0-3と完敗。これ以上の敗戦はグループステージ突破に黄信号が灯りかねない状況だが、ここでホームに迎えるのは昨季のACL王者である中国の広州恒大。エウケソン･ディアマンティ･ムリキの強力3トップをどのように抑えるかが勝敗の鍵を握る。
前半に試合を優位に進めたのは横浜M。アンカーの鄭智の両脇に生じるスペースを中村や端戸が有効に使い、位置取りの高い両SBの裏に齋藤が入り込んで仕掛けるなど、広州の守備を撹乱する。21分、中村のFKを中央の端戸が右足で合わせて横浜Mが先制。本来の怖さをなかなか見せない広州だが、38分にディアマンティが左足で強烈な直接FKを叩き込み、1-1の同点となる。後半は広州が徐々にボールを支配するようになるものの、ムリキの突破は小林が完全に抑えきり、中央の中澤･ファビオもはっきりした対応でディアマンティやエウケソンに決定的な仕事をさせなかった。試合は1-1のままドロー決着。勝てる内容だっただけに課題も残るが、広州の攻撃をセットプレイの1点のみに抑えたことは大きな成果だといえる。
