2014.03.01 - Jリーグ ディビジョン1 第1節
柏レイソル × FC東京
( 日立柏サッカー場,15:00 )
オフの間に大型補強を行った柏のホーム・日立台での開幕節。柏は昨季途中までG大阪に在籍したレアンドロを筆頭に、湘南から韓国栄と高山を補強。選手層が厚くなり、優勝候補の一角に挙がっている。一方の東京は、イタリア・セリエAの指揮経験を持つフィッカデンティ新監督を迎えてのシーズン。システムも新たに4-1-2-3を採用する。引退のルーカスに代わって補強したエドゥーがスタメンを飾ったほか、在学中ながら大学に籍を置いたままプロ契約したルーキーの武藤も左サイドでスタメンで登場。
試合が動いたのは後半のキックオフ直後。太田が早い段階でクロスを供給すると、エドゥーが胸でボールを落とし、そこに走り込んだ三田がシュート。柏の守備陣が何とか掻きだすものの、処理にもたつく間に再度三田が押し込んで東京が先制する。その後もあわや追加点という場面が続き騒然となる日立台だが、柏も狩野を投入してスイッチを攻撃を入れると、63分にレアンドロドミンゲス・工藤・レアンドロの3人がダイレクトでボールを繋ぎ、最後はフリーの工藤がシュートを沈めて1-1の同点。その後はほとんど柏が試合を支配するが、東京もシステムを4-4-2に変更してブロックを固め、柏の猛攻を防ぎ切った。守備陣が相次いで警告を受けるなど未だ完成度は低いとはいえ、志向するサッカーの片鱗を攻守に見せてドローに持ち込んだ東京が、難関・日立台で貴重な勝ち点1を得ることに成功した。