2014.01.11 - 全国高校サッカー選手権大会 準決勝
星稜高校 × 京都橘高校
( 国立霞ヶ丘競技場,14:20 )
本田圭佑・豊田陽平などの有名選手を輩出している北陸の名門・星稜高だが、高校選手権では決勝に進出したことがない。昨年は準決勝でPK戦の末に敗れており、今年は司令塔の寺村を中心に決勝進出を狙う。絶対的エースの小屋松を擁する京都橘高は昨年のファイナリスト。準優勝に終わった悔しさを晴らすため、2年連続の決勝進出に挑む。12月には高円宮杯U-18プレミアリーグ参入戦でも対戦している両校だが、その際には京都橘高が5-1で圧勝。今回も京都橘高の優位が予想される。
しかし、大方の予想を裏切り、先制したのは星稜高。3分、右サイドの原田のクロスをニアの森山がスルーすると、その背後に走り込んだ仲谷が冷静にトラップしてシュートを決め、1-0とする。京都橘高もチャンスを度々作るものの、星稜高はMF・平田をマンマーカーとして守備に専念させ、徹底的に守備を固める戦術で隙を見せない。すると後半の51分、森下のクロスを受けた寺村がPA内で倒されてPKを獲得。寺村がこれを決めて2-0とすると、試合は再び星稜ペースへと傾いていった。京都橘高は焦りからか攻守共に粗いプレイを連発。星稜高はカウンターを繰り返すだけで良かった。64分と75分にカウンターからそれぞれ加点し、4-0。1ヶ月前の対戦とは真逆の得点差で星稜高が勝利し、決勝に駒を進めた。小屋松を完全に抑えられた京都橘高は持ち味を発揮できず、2年連続の決勝進出を逃した。