

準々決勝・仙台戦を延長戦の末に2-1で制し、2年ぶりのベスト4に進出した東京。実質上のホーム・国立には、ゴール裏はもちろんのこと、バックスタンド上層を埋める多くの観客が詰めかけた。迎える相手は、リーグ戦との2冠を狙う広島。東京は平山が出場停止。攻撃の駒が少ない中、広島と同じ3-4-2-1のシステムを敷いてミラーゲームを仕掛ける。
試合は互いの組み立ての中で生じたミスを突く展開ながら、徐々に広島がゲームをコントロールする。守勢に回る東京は守備陣が身体を張って守るものの、なかなか攻撃のチャンスを作ることができない。後半に入っても流れは変わらず、塩田の好セーブ等もありながら耐え、0-0で90分を終える。延長戦に入っても依然として試合をコントロールするのは広島。延長後半になってようやく流れを掴んだ東京が攻勢に出るものの、決定機を決められず、0-0のまま試合終了。PK戦では最初に広島が2人失敗し、東京はあと1人決めれば決勝進出という所まで来たが、ここから西川がスーパーセーブを連発。結局、7人目で東京は石川が失敗、広島は野津田が決めて勝負が決した。東京は、惜しくもベスト4で敗退。シーズン終了を迎えると共に、ポポヴィッチ監督が指揮を執る最後の試合となった。
| FC東京 J1 | 0 | 0 | 前半 | 0 | 0 | サンフレッチェ広島 J1 |
| 0 | 後半 | 0 | ||||
| 0 | 延前 | 0 | ||||
| 0 | 延後 | 0 | ||||
| 4 | PK戦 | 5 | ||||
| 得点 | ||||||
| GK | 1 | 塩田 仁史 | GK | 1 | 西川 周作 |
| DF | 5 | 加賀 健一 | DF | 33 | 塩谷 司 |
| 30 | 張 賢秀 | 5 | 千葉 和彦 | ||
| 3 | 森重 真人 | 4 | 水本 裕貴 | ||
| MF | 2 | 徳永 悠平 | MF | 14 | ミキッチ |
| 7 | 米本 拓司 | 6 | 青山 敏弘 | ||
| 4 | 高橋 秀人 | 8 | 森崎 和幸 | ||
| 6 | 太田 宏介 | 2 | 黄 錫鎬 | ||
| 38 | 東 慶悟 | 9 | 石原 直樹 | ||
| 8 | 長谷川 アーリアジャスール | 10 | 高萩 洋次郎 | ||
| FW | 9 | 渡邉 千真 | FW | 11 | 佐藤 寿人 |
| GK | 20 | 権田 修一 | GK | 13 | 増田 卓也 |
| FP | 16 | 丸山 祐市 | FP | 15 | 岡本 知剛 |
| 17 | 河野 広貴 | 17 | 朴 亨鎮 | ||
| 18 | 石川 直宏 | 24 | 野津田 岳人 | ||
| 23 | 林 容平 | 27 | 清水 航平 | ||
| 32 | ネマニャ ヴチチェヴィッチ | 29 | 浅野 拓磨 | ||
| 36 | 三田 啓貴 | 35 | 中島 浩司 | ||
| 監督 | ランコ ポポヴィッチ | 監督 | 森保 一 | ||
| 張 賢秀 | 40' | 警告 | ||||
| 交代 | 86' | 佐藤 寿人 | ||||
| 野津田 岳人 | ||||||
| 渡邉 千真 | 89' | 交代 | ||||
| 石川 直宏 | ||||||
| 東 慶悟 | 93' | 交代 | ||||
| 林 容平 | ||||||
| 交代 | 107' | 高萩 洋次郎 | ||||
| 浅野 拓磨 | ||||||
| 交代 | 110' | 黄 錫鎬 | ||||
| 清水 航平 | ||||||
| 高橋 秀人 | 112' | 交代 | ||||
| 三田 啓貴 |
| 先攻 | 後攻 | |||||
| 太田 宏介 | 4 | PK戦 | 5 | 青山 敏弘 | ||
| 森重 真人 | 水本 裕貴 | |||||
| 張 賢秀 | 千葉 和彦 | |||||
| 三田 啓貴 | 西川 周作 | |||||
| 長谷川 アーリアジャスール | 塩谷 司 | |||||
| 米本 拓司 | 浅野 拓磨 | |||||
| 石川 直宏 | 野津田 岳人 |
| 主審 − 村上 伸次 | 観衆 − 26,709人 |