仙台と東京の天皇杯ベスト8での激突は2週間前のリーグ最終節と同じカードだが、両チームのメンバーは共に変動がある。仙台は柳沢が負傷で離脱したものの、菅井・角田が復帰し、万全の体制で臨む。東京は今季で引退のルーカスが骨折で戦線離脱。代わりに東がスタメン。
立ち上がりに攻勢をかけたのは仙台。3分、ゴール前の攻防で東京がなかなかボールをクリアできずにいると、こぼれ球をウイルソンが押し込み仙台が先制する。その後も仙台の堅いブロックを崩せない東京は、選手交代で流れを引き寄せる。仙台も得意の速攻で追加点を狙うものの、塩田が好セーブを見せて1点差のまま試合は終盤へ。そして0-1のまま試合終了かと思われた後半AT3分、東京はゴール正面で林が得たFKを太田が左足で直接蹴り込み、土壇場で1-1の同点。試合は延長戦に縺れ込む。延長戦でも仙台がゲームを支配し、東京ゴールを脅かすものの、塩田がまたしても見事なセーブを連発して勝ち越し点を許さない。すると、1-1のままPK戦も見え始めた延長後半の120分、米本の縦パスに抜け出した石川の折り返しをニアの平山がスルーし、ゴール正面に詰めていた林が押し込んで東京が遂に逆転。劇的な展開で仙台を下した東京がベスト4進出を決めた。
ベガルタ仙台 J1 | 1 | 1 | 前半 | 0 | 2 | FC東京 J1 |
0 | 後半 | 1 | ||||
0 | 延前 | 0 | ||||
0 | 延後 | 1 | ||||
ウイルソン | 3' | 得点 | 90+3' | 太田 宏介 | ||
120' | 林 容平 |
GK | 16 | 林 卓人 | GK | 1 | 塩田 仁史 |
DF | 25 | 菅井 直樹 | DF | 2 | 徳永 悠平 |
3 | 渡辺 広大 | 30 | 張 賢秀 | ||
2 | 鎌田 次郎 | 3 | 森重 真人 | ||
5 | 石川 直樹 | 6 | 太田 宏介 | ||
MF | 11 | 太田 吉彰 | MF | 4 | 高橋 秀人 |
17 | 富田 晋伍 | 7 | 米本 拓司 | ||
6 | 角田 誠 | 38 | 東 慶悟 | ||
10 | 梁 勇基 | 8 | 長谷川 アーリアジャスール | ||
FW | 18 | ウイルソン | 32 | ネマニャ ヴチチェヴィッチ | |
24 | 赤嶺 真吾 | FW | 9 | 渡邉 千真 |
GK | 1 | 桜井 繁 | GK | 20 | 権田 修一 |
FP | 8 | 松下 年宏 | FP | 5 | 加賀 健一 |
9 | 中原 貴之 | 13 | 平山 相太 | ||
14 | 佐々木 勇人 | 16 | 丸山 祐市 | ||
15 | ヘベルチ | 18 | 石川 直宏 | ||
23 | 田村 直也 | 23 | 林 容平 | ||
33 | 石川 大徳 | 36 | 三田 啓貴 | ||
監督 | 手倉森 誠 | 監督 | ランコ ポポヴィッチ |
ウイルソン | ![]() | 3' | 得点 | |||
交代 | 52' | ![]() | ネマニャ ヴチチェヴィッチ | |||
![]() | 石川 直宏 | |||||
ウイルソン | ![]() | 62' | 交代 | |||
中原 貴之 | ![]() | |||||
交代 | 66' | ![]() | 渡邉 千真 | |||
![]() | 平山 相太 | |||||
警告 | 74' | ![]() | 東 慶悟 | |||
太田 吉彰 | ![]() | 75' | 交代 | |||
松下 年宏 | ![]() | |||||
交代 | 85' | ![]() | 東 慶悟 | |||
![]() | 林 容平 | |||||
得点 | 90+3' | ![]() | 太田 宏介 | |||
梁 勇基 | ![]() | Ex2 | 交代 | |||
佐々木 勇人 | ![]() | |||||
警告 | 115' | ![]() | 平山 相太 | |||
角田 誠 | ![]() | 117' | 警告 | |||
得点 | 120' | ![]() | 林 容平 |
主審 − 家本 政明 | 観衆 − 15,018人 |