2013.12.20 - 全日本大学サッカー選手権大会 準々決勝
鹿屋体育大学 × 関西学院大学
( 相模原麻溝公園競技場,11:00 )
インカレはベスト8の対戦に突入。2日前に行われた2回戦で中京大学を6-1という大差で下した鹿屋体育大学と、早稲田大学を逆転で破る大金星を挙げた関西学院大学の対戦。鹿体大の総合力の高さに対し、関学大のアグレッシブなサッカーがどこまで通用するのか注目が集まる。
先制は鹿体大。11分、左サイドの展開から中央へと繋ぎ、米良のラストパスを受けた大山が決めて早々にリードを奪う。関学大は左サイドの小林が集中したマークに遭い、なかなか組み立てることができないものの、右サイドの泉が走力でカバーする働きぶりで貢献。2回戦と同様、攻撃的なサッカーを一貫する。このまま1-0で終わると思われた前半AT1分、関学大は泉のクロスを呉屋が頭で決めて1-1の同点とする。良い時間帯に追いつくことに成功した関学大は、後半もこぼれ球を拾って積極的に攻勢をかけ、勝ち越し点を狙うものの、なかなかゴールを奪うことができない。そして1-1のまま迎えた85分、右サイドを突破した福田のマイナスのクロスを受けたフリーの福森が冷静に決めて鹿体大が遂に勝ち越し。更に90分には2点目と全く同じ形から福田のクロスを途中出場の湯浅が決め、3-1と試合を決定的なものとした。それでも諦めない関学大は、GK・一森が攻撃参加するパワープレイ。後半AT4分には一森が競ったこぼれ球を沓掛が押し込んで1点差とする執念を見せた。関学大の猛攻も空しく試合は終了し、結果は鹿体大の逃げ切りとなったが、互いの奮闘が光る素晴らしい試合だった。