2013.11.23 - 関東大学サッカーリーグ2部 第22節
朝鮮大学校 × 拓殖大学
( 青山学院大学緑が丘グラウンド,11:30 )
関東大学リーグは遂に最終節。関東2部の残留争いは、10位・拓殖大と11位・朝鮮大の2チームが同じ勝ち点「20」で並び、最終節で直接対決という最大の山場を迎えた。得失点差で勝る拓殖大は、この試合が引き分けでも関東2部残留が決まる。一方の朝鮮大は、勝利が絶対条件。
立ち上がりから一進一退の攻防が続く中、重要な先制点を挙げたのは拓殖大。17分、木野との連携で右サイドを抜け出した谷川のクロスを中央に飛び込んだ内野が身体を投げ出す渾身のヘディングで押し込み、0-1と先制する。更に28分、李教俊が2枚目の警告を受けて退場。10人となった朝鮮大はますます追い込まれてしまう。サイドに展開してクロスという基本に忠実なサッカーを続ける朝鮮大だが、中央を固める拓殖大の守備をなかなか崩せず、時間だけが過ぎていく。そして迎えた90分、前がかりとなった朝鮮大の裏を拓殖大が突く。内野が潰れ役となって右サイドを崩した木野のクロスを途中出場の長沢が余裕のワントラップから決め、0-2となって試合は決した。残留を決めて歓喜に湧く拓殖大とは対照的に、東京都リーグへの降格が決まった朝鮮大の選手たちは、一様に涙を浮かべていた。