2013.11.10 - J1 第31節
FC東京 × セレッソ大阪
（ 味の素スタジアム,13:00 ）
リーグ戦は残り4試合。東京がホームに迎える、5位・C大阪との勝ち点差は「2」。僅かに残る優勝やACL出場の可能性を広げるためには勝利するしかない東京。日本代表の国内組の選手が揃う注目カードで動員をかけたこともあり、40,000人を超える大観衆を集めての試合となった。
立ち上がりからいつも通りの組み立てでゴールに迫る東京だが、先制したのはC大阪。31分、ゴール前に放り込まれての混戦から南野に押し込まれてしまう。米本の負傷交代で本職のボランチがいなくなり、追い込まれた形の東京だが、後半から反撃。なかなか相手を崩しきれない時間帯が続いたものの、70分にゴール正面でボールを受けた長谷川が右足を一閃。シュートはクロスバーに当たってゴールに入り、東京が1-1の同点に追いつく。このまま逆転へとスタジアムの雰囲気は最高潮へと達しつつあったが、前傾姿勢を続ける東京の隙をC大阪がすかさず突く。87分、金鎭鉉のゴールキックは前線で裏に抜け出した柿谷のもとへ。柿谷のシュートは飛び出してきた権田の股下を抜け、ゴールに転がり込んだ。決めるべき選手が決めたC大阪が非常に大きな1勝。東京のリーグ優勝の可能性は消滅した。
