

例年、快晴に恵まれているナビスコカップ決勝は、久しぶりの雨天の下での試合。2年ぶりの決勝となる浦和は、盤石のメンバーでタイトル奪取を狙う。一方、1999年以来の決勝となる柏は、キャプテンの大谷を含む2人が出場停止。更に金昌洙が負傷と万全な台所事情ではない。スタメンには谷口と藤田が名を連ね、浦和と対称的な3-4-2-1のシステムで臨む。
前半から「急造感」の強い柏の右サイドを執拗に突く浦和が主導権を握るものの、中央を固める柏が確実にピンチの芽を摘み、決定機までは作らせない。すると前半AT2分、右サイドに大きく展開し、藤田が低い弾道の矢のようなクロス。これに飛び込んだ工藤が身を投げ出してヘディングを叩き込み、柏が先制。後半、攻めなければいけなくなった浦和は前半に続いてサイドを突き、圧倒的に攻め続ける。しかし、水際の守備ながら柏も必死でクリアし続け、90分間を耐えきった。浦和は控えにFWの選手を登録しなかったことで、終盤のパワープレイに迫力を出すことができず。柏は14年ぶりのナビスコカップ優勝を果たし、3季連続のタイトル獲得となった。
| 浦和レッズ | 0 | 0 | 前半 | 1 | 1 | 柏レイソル |
| 0 | 後半 | 0 | ||||
| 得点 | 45+2' | 工藤 壮人 | ||||
| GK | 1 | 山岸 範宏 | GK | 21 | 菅野 孝憲 |
| DF | 46 | 森脇 良太 | DF | 29 | 谷口 博之 |
| 4 | 那須 大亮 | 3 | 近藤 直也 | ||
| 5 | 槙野 智章 | 23 | 渡部 博文 | ||
| MF | 14 | 平川 忠亮 | MF | 2 | 藤田 優人 |
| 13 | 鈴木 啓太 | 28 | 栗澤 僚一 | ||
| 22 | 阿部 勇樹 | 20 | 茨田 陽生 | ||
| 3 | 宇賀神 友弥 | 15 | ジョルジ ワグネル | ||
| 8 | 柏木 陽介 | 9 | 工藤 壮人 | ||
| 24 | 原口 元気 | 10 | レアンドロ ドミンゲス | ||
| FW | 30 | 興梠 慎三 | FW | 11 | クレオ |
| GK | 18 | 加藤 順大 | GK | 16 | 稲田 康志 |
| FP | 2 | 坪井 慶介 | FP | 5 | 増嶋 竜也 |
| 6 | 山田 暢久 | 8 | 澤 昌克 | ||
| 7 | 梅崎 司 | 14 | 狩野 健太 | ||
| 10 | マルシオ リシャルデス | 18 | 田中 順也 | ||
| 11 | 関口 訓充 | 25 | 小林 祐介 | ||
| 17 | 永田 充 | 26 | 太田 徹郎 | ||
| 監督 | ペトロヴィッチ | 監督 | ネルシーニョ | ||
| 警告 | 26' | 谷口 博之 | ||||
| 森脇 良太 | 30' | 警告 | ||||
| 得点 | 45+2' | 工藤 壮人 | ||||
| 交代 | HT | 藤田 優人 | ||||
| 太田 徹郎 | ||||||
| 平川 忠亮 | 69' | 交代 | ||||
| 関口 訓充 | ||||||
| 交代 | 76' | 谷口 博之 | ||||
| 増嶋 竜也 | ||||||
| 鈴木 啓太 | 77' | 交代 | ||||
| マルシオ リシャルデス | ||||||
| 警告 | 77' | レアンドロ ドミンゲス | ||||
| 警告 | 83' | 菅野 孝憲 | ||||
| 警告 | 88' | ジョルジ ワグネル |
| 主審 − 扇谷 健司 | 観衆 − 46,675人 |