2013.10.13 - 天皇杯 全日本サッカー選手権大会 3回戦
大宮アルディージャ × ガンバ大阪
（ 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場,13:00 ）
夏の中断期間まではリーグで首位に立っていた大宮だが、中断明けから調子を落とし、8月にはベルデニック前監督を解任。小倉新監督の体制下でも1勝6敗と振るわず、低迷を続けている。一方、J2で2位につけるG大阪も、リーグ戦では愛媛と栃木に連敗しており、調子は良くない。両チーム共に代表召集や出場停止により欠場する選手が多い中、代わりに出場する選手がどのように試合を組み立てるのかが注目される。
強風が吹き荒れる中、試合は互いに攻めあぐねる展開。大宮は得意のプレスからボールを奪うものの、前線の富山・長谷川へボールを収めるまでの判断に遅れがあり、決定的なチャンスを作ることができない。対するG大阪も、前半はいくつか決定機を作るものの、北野の好セーブ等に阻まれ得点を奪えない。試合の流れを変えられる選手交代においても、延長戦を見据えた慎重な采配が続いた。結局、120分間を戦って「山」といえるような盛り上がりがほとんど生まれないまま、PK戦へ。G大阪は丹羽・藤春が2人連続で失敗してしまったことが響き、大宮が勝利してベスト16に進出。内容は伴わなかったが、大宮はこの勝利をリーグ戦に繋げたいところだ。
