2013.09.22 - J2 第34節
ヴィッセル神戸 × 徳島ヴォルティス
( 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場,19:00 )
J1自動昇格に向け着々と勝ち点を積み上げている2位・神戸が、3位・徳島を迎える上位同士の直接対決。徳島にとっては、J1自動昇格圏の2位に入るためには事実上のラストチャンスといっても良い試合。目下11試合負け無しという破竹の勢いをこの試合でも見せたいところ。
キックオフから勢いを見せたのはアウェイの徳島。12分、左サイドを駆け上がったアレックスのクロスを中央の津田がスルーし、ファーサイドから走り込んだ宮崎が決めて0-1とする。26分にはCKでの混戦で得たPKをドウグラスが決めて0-2。徳島の勢いはいよいよ本物かと思われた。しかし直後の29分、ポポが狭い角度から放ったミドルシュートが長谷川の手元を掠めてゴールネットに突き刺さり1-2。これでスタジアムのムードは一変した。前半こそ神戸のビハインドで折り返すものの、後半立ち上がりに相馬のクロスをニアへ走り込んだ小川がダイレクトで決めて同点。更に54分に神戸が得た間接FKでは、マジーニョのキックが長谷川の手を僅かに掠めてゴールネットに突き刺さるというラッキーな得点で3-2と逆転に成功。終盤には岩波を投入しての5バックを敷き、万全の体制で1点差を守り切った。これで神戸と徳島の勝ち点差は「15」。神戸がJ1自動昇格に近づいた一方、徳島は4位に後退。しかし、終盤の怒涛の攻めで「あと一歩」という所まで神戸を追い詰めた戦いぶりに、徳島サポーターからは労いの拍手が贈られた。