2013.09.22 - J2 第34節
FC岐阜 × ガイナーレ鳥取
( 大垣市浅中公園総合グラウンド陸上競技場,13:00 )
前節、アウェイ・群馬戦を1-0で勝利し、21位・鳥取にいよいよ勝ち点で並んだ岐阜。最下位脱出を賭けて鳥取との大一番を迎える。今節は長良川競技場が使えないため、大垣・浅中公園での開催。大垣では史上初めてのJリーグ公式戦の開催とあって、チケットは完売。芝生席を含めて3,000人を超える観客が注目の大一番に詰めかけた。岐阜は樋口を出場停止で欠く状況だが、前節からメンバーに大きな変更を加えずに臨む。
共に4-4-2のシステムを敷き、堅いミラーゲームになることが予想されたが、均衡は21分に崩れる。右サイドをスティッペとのパス交換で抜け出した染矢がマイナス気味のクロス。これをスティッペがダイレクトでゴール左隅に流し込み、岐阜が先制する。後半立ち上がりにも、DFのクリア気味のロングボールに中村が競り勝ち、こぼれ球を受けたスティッペが再び決めて2-0。大垣のスタンドは歓喜に包まれた。しかし直後の49分、後半から入った永里が得たCKをドゥドゥが決め、瞬く間に1点差。試合は再び混沌の様相を呈し始めた。63分には染矢がセルフジャッジでボールを手で扱ってしまい、この日2枚目の警告を受けて退場。岐阜が数的不利になる。しかし岐阜はこの退場でやることが明確になった。右SBには永里対策でストッパーの田中を投入。前線に1人だけ残し、8人で守る4-4-1で鳥取のパワープレイを封じた。実に30分近くも鳥取の猛攻が続いたが、経験のある木谷を中心に1点差を守りきり、岐阜が貴重な勝利。遂に最下位を脱出した。