2013.09.07 - 天皇杯 全日本サッカー選手権大会 2回戦
FC東京 × 横河武蔵野FC
( 味の素スタジアム,16:00 )
東京の天皇杯緒戦の相手は、2年連続の対戦となる東京都代表の横河武蔵野FC。昨年の天皇杯2回戦では、ボールは支配するものの終盤まで攻めあぐね、終了間際のセットプレイで失点してまさかの緒戦敗退を喫しているだけに、2年連続でのアップセットは許されない。システムも直近のリーグ戦(vs広島)に続き、相手に合わせた3-4-2-1を採用して臨む。
試合はやはり東京が圧倒的に支配するものの、なかなかゴールが生まれない展開。開始早々に東がGK・飯塚と1vs1のチャンスを作るが、これを飯塚がストップすると、27分には渡邉のPKをまたしても飯塚がストップ。これで完全に勢いづいた武蔵野守備陣が後半も「鉄壁」を築き上げた。東京はあの手この手で武蔵野ゴールを脅かすものの、枠内シュートが味方に当たって跳ね返るなど、信じられないほどの「ツキ」の無さにも呪われ、フラストレーションの溜まる展開。試合は0-0のまま延長戦へ縺れ込む。
延長前半の92分、危険なタックルを犯した丸山が退場となり、東京は10人での戦いとなる。これで更に追い込まれたかに思われたが、東京がシステムを4バックに変更し、ピッチ上でのミスマッチが生まれたことにより、サイドで東京の方が数的有利な状況が生まれる。そして延長前半AT、左サイドでフリーになった太田の山なりのクロスに対し、中央で待っていた平山が完璧なヘディングを突き刺してようやく東京が先制。延長後半は武蔵野のパワープレイに苦しむものの、これを守りきり東京が1-0で勝利。JFL相手とは思えないような我慢を強いられたが、辛うじて緒戦突破を果たした。